岡崎へようこそでござる。岡崎の魅力、見つけたでござるか?
カクキュー八丁味噌の郷
名鉄の岡崎公園前駅と愛知環状鉄道の中岡崎駅の共通の駅前。
小さなロータリーがあって。
大正庵釜春本店という元祖釜揚げうどんのお店がある。
でも、定休日でした。
はい、残念!
そこからの~?
愛知環状鉄道沿いにちょびっと北上。
すると、八丁味噌の香りが漂ってくる。
いや、ホンマやで?
まるや八丁味噌にカクキュー八丁味噌。
この八丁味噌蔵の周辺から岡崎公園にかけて、純情きらり手形の道。
宮崎あおいとかの出演者の手形のモニュメントがあちこちにある。
カクキュー八丁味噌の郷。
合資会社八丁味噌の屋号がカクキューみたい。
宮内庁御用達がまぶしい。
正方形の四角に久のロゴでカクキュー。
味噌蔵見学ツアーの団体のバスもやってくる。
売店や食堂もあって。
カクキュー味噌煮込うどん専門店と暖簾に出ている。
絶賛、お昼を食べ損ね中のちもやん。
みそカツ定食は完売。
するってえと、味噌煮込みうどん系のどれか。
ここはスタンダードな味噌煮込みうどんにしとこう。
平日限定のランチでご飯と漬物に天かすが付いてくる設定みたい。
ちょっとオシャレな社員食堂や学食のような雰囲気。
一部のテーブル席は隣接する味噌蔵が覗き込める仕様。
超巨大な樽にズモモモモ~と丸い大きい石が積み上げられている。
なんだか宗教儀式やお祈りみたいでもある。
たまり醤油がギュウギュウと絞れそう。
見えない菌の発酵という神秘的なことだから、祈祷や儀式の様相もあったのかも。
人類の叡智やね。
注文した品が呼ばれたら、厨房のカウンターへ取りに行く。
土鍋でグツグツと煮えたぎっている味噌煮込みうどんが木箱に乗せられている。
究極の豆味噌ともいえる八丁味噌。
基本は大豆と塩のみ。
ちゃんと一味も付いてます。
そして、平日限定の白ご飯がうれしい。
かやくご飯とか丼系のセットはちょっと違う。
八丁味噌には白ご飯がいい。
いただきます。
山本さんのカタさには及ばないが、そこそこガシッとした歯応えのあるうどん。
煮込みうどんなのに煮込まれていないような歯応えの味噌煮込みうどん。
味噌煮込みうどんはヤワヤワよりカチカチの本格派の方が好みやな。
「生麺ですけど?」
「生煮えやんけ!」
というクレームが発生するくらいのがいい。
ちもやんも20代半ばに味噌煮込みうどん初体験でクレームを言いそうになったクチ。
某百貨店の山本屋総本家でした。
今となっては味噌煮込みうどんの初体験あるあるの萌愛なおもひで。
ちもやん調べでは山本屋総本家のうどんがカチカチ王かな?
もしかしたら、あれは日本を超えてワールドクラスのカチカチ麺かもしれん。
味噌煮込みうどんは、フーフーハフハフしながら食べるのがウマし。
ひとりで食べる場合、こういので取り皿を使うのはせわしないから好きじゃない。
結局、終盤は取り皿を使わずに直で食べるようになったりするし。
この小さな土鍋でそのまま食べるというのがおいしいのである。
鍋焼きうどんもしかり。
この味噌煮込みうどんをレンゲでズズズッとすすると、無化調なのに舌の両サイドから中心部にかけて、ビヤーンと舌全体がフル稼働しているぜ~という感じがする。
これは八丁味噌の味噌煮込みうどんならではの舌のアハ体験やと思う。
加熱すると香りや甘味が落ちるとされる他の味噌とは違う。
煮込むほどにコクと旨味が広がるという八丁味噌。
実は他の味噌より塩分も低いから煮込んでも塩辛くならない。
三河武士を食育で支えた大豆たんぱく。
八丁味噌とはなんちゅう贅沢で萌愛な味噌であることか。
途中で天かすを投入。
白ご飯と漬物も駆使して八丁味噌を全汁堪能する。
だって、味噌汁の汁を残すやつおらんやろ?
ご馳走様でした。
岡崎公園
岡崎城は徳川家康のふるさと。
売店や資料館や体験コーナーもある。
展示のほか、甲冑の試着体験なんかもできるらしい。
すぐ横に家康公の有名なしかみ像。
家康公が三方ヶ原の戦いで武田信玄に大敗し、死地を這々の体で脱糞しながらも浜松城に逃げ帰ったその直後、自身への慢心の戒めとして記録したものだとされている。
家康公は「これは味噌だ!」と言ったとか言わなかったとかのオチ付きエピソード。
広場の真ん中にはカッコイイ武将の銅像。
三河武士で徳川四天王の本多平八郎忠勝。
蜻蛉切という自慢の長槍で50回を超える参戦にも無傷という伝説を持つ戦国武将。
その猛者中の猛者の銅像の近くに時計塔。
公園内の広いスペースの端にポツンとある。
どうやら、からくり時計らしい。
おお、今まさに14時じゃないですか。
見上げるとちょうど音が鳴り出して動き出す。
まず、正面がゆっくりと開いて、両サイドもゆっくりと開く。
三面がパカッと開いて、家康公の登場であります。
ピーヒャラ、ピーヒャラのお囃子とポンポンと鼓の音。
そらの調子に合わせて、右に左に舞う家康公。
能面もひょひょいのひょいです。
けっこう縦横無尽に動き回ってて萌愛。
最初、からくり時計を見ているのは、ちもやんだけでした。
そのうちに立ち止まって見ている人がチラホラ。
「イヨー!イヨー!」と家康公。
雅楽がピーヒャラポンポンと鳴っているし。
まあ、立ち止まるよね。
ゆっくりと閉じて、おしまい。
時間にして約3~4分の家康公の舞。
公園に入って早々にからくりの稼働を見られるなんてラッキー萌愛。
ごもっともであります。
城壁を造成するときに余った石なのかな?
かなりデカイ石である。
創業130年超という八丁味噌を使った田楽料理の超老舗。
岡崎城の真ん前にある。
ゴールドに輝く御献立看板が入口にバーンとある。
これによると名物のなめし田楽定食なら2,000円以下で食べられる。
しかも、田楽だけなら1,000円もしないっぽい。
どうするちもやん?
食べようか迷ったけど、さっき、味噌煮込みうどんを食べたばかり。
それとなんか敷居も高そうだし、入店に勇気も必要だったので諦める。
岡崎城を背後に幼き竹千代時代と天下人家康の石工のベンチがある。
その名も天下人家康公出世ベンチという正式名称。
何を隠そう出世祈願のパワースポットなのである。
とりあえず両方とも座っておくのが吉でありますぞ!
気分上々に気分だけでも出世街道驀進中の気分のちもやん。
岡崎城をぐるっと半周して反対側へ。
さっきの銅像の不死身の本多平八郎忠勝公が祭られている神社。
昇龍伝説のあるパワースポット。
パワースポットが二箇所もある岡崎公園。
岡崎市徳川家康公顕彰推進協議会なるものがあって。
2023年の大河ドラマは「どうする家康」に放送決定の宣言。
岡崎公園を抜けると矢作川支流の乙川の河原へ出る。
緑地整備されていて、その名も潜水橋という増水時には水没しそうな橋があったり。
たぶん、大雨で普通に潜水してゴミが引っ掛かりまくるんやろうね。
竹千代通りに戻って駅の方へ。
例の純情きらり手形の道。
噂ではこういった手形が10個あるみたい。
すべてに手を合わせると神龍が現れて、ご利益があったりなかったり。
三河花火の発祥の地。
当時の火薬は、現代のウランやプルトニウムみたいな超重要な軍需物資。
反乱や一揆で火薬を兵器転用されたらエライことになるからね。
幕府発祥の地である三河地域で火薬を専売管理していた名残でしょう。
オカザえもん。
またね!