山本は山本でもどっちの山本やねんという味噌煮込うどん

山本屋本店 栄本町通店(名古屋市中区栄)

味噌煮込うどんの高級店。

山本屋本店 栄本町通店

社会人になってすぐの頃、名古屋駅高島屋で食べたときに驚いたのなんの。
「うどんがカチカチで煮えてへんやん!」
「味噌煮込うどんやのにカチカチで煮えてへんやん!」
とびっくりしたものですわ。
そのときは山本総本家でした。

ランチメニューでスタンダードな味噌煮込うどんをチョイス。
ご飯と自家製漬物が付いてくる。

山本屋本店の自家製漬物

熱いお茶と一緒にソッコーで自家製漬物が提供される。
すりおろし生姜がちょびっとある。

山本屋本店の味噌煮込うどん

蓋が半ズラしでやってきました。
グツグツと煮えたぎっとります。

山本屋本店の味噌煮込うどんランチメニュー(税込1,034円)※2023年2月現在

ご飯と自家製漬物もスタンバイ。
オープン・ザ・蓋!

山本屋本店の味噌煮込うどん

この味噌の香りには食欲を喚起させられますな。
グツグツで熱々の味噌煮込うどん。

蓋が取り皿に早変わり

土鍋の蓋が取り皿なのであります。
だから、この蓋には穴が空いておりませぬ。
だから、吹きこぼれないよう蓋を半ズラしでの提供なのである。

味噌煮込うどん

いただきます。
スープをズズズッとやりますと濃厚で芳醇な八丁味噌の渋みと香り。
白味噌の甘味がブレンドされているそうな。
旨味成分やなんやらで舌全体がギャーンと響き渡ってブルースが加速していきます。

山本屋本店のカチカチのうどん

熱々萌愛のちもやん。
取り皿の蓋があるけど、ガッとダイレクトにいく。
このフーフーハフハフとやるのがいいんよ。

うんうん。
期待通りのカチカチのうどん。
讃岐うどんも真っ青のコシというかアルデンテというか。
ミシッとガシッとギシッと芯が感じられるうどん。

同系統同路線に山本総本家という競合がある。
たぶん、山本総本家のうどんの方がカチカチやと思われる。
まあ、初めての人だとどっちも煮えてないんじゃないかと思うレベルの差異やけど。
あと、全般的に山本総本家の方がソリッドな仕上がりで、山本屋本店の方がマイルドに仕上がっているという印象。

自家製漬物を箸休めにしつつ、うどんをガシガシとやる。
途中で玉子をご飯の上にのせて、スープをちょっとかけて食べてみたり。
これがまたウンマイ。

具材はネギとお揚げとかまぼこ。
かしわや名古屋コーチンが入ると一気に価格が跳ね上がってくる。
でも、スタンダードな味噌煮込うどんが一番おいしいと思う。
過去の経験上、かしわとの相性はそういいわけじゃないと思っている。
どうせ入れるなら名古屋コーチンか、強いて入れるなら牡蠣かな。

並大抵の具材だと超濃厚な八丁味噌に当たり負けするんよね。
かしわですらそうやと思っている。
だから、もつ系のメニューがあるんやろね。

あとで喉渇くかなと思いながらもスープをすべて飲んでしまった。
最近はラーメンも1,000円を超えてくる時代やし、ランチメニューでこの価格帯なら味噌煮込うどんもいいかもしんないね。

ご馳走様でした。