熊本観光からの牧のうどんで博多駅へ
鋭意復興再建中の熊本城(銀杏城)
平成28年の熊本地震で城壁が崩壊するなどの大きな被害を受けた熊本城。
別名を銀杏城というんだけど、築城主の加藤清正がもしもの籠城戦のときの為、糧食になり得る銀杏の木をたくさん植樹したのが由来なのだとか。
清正公に過去の苛烈な籠城戦からの学びがあったんやろね。
朝靄の中の熊本城。
なんか陣立てのような飾りが設置されている。
この辺り、熊本城公園という広場でとっても広い。
朝のお散歩コースにぴったりやわ。
掃除がきれいに行き届いている。
銀杏のあの独特なニオイはしないね。
二日酔いで気付いていないだけかもやけど。
大天守と小天守の二つの天守閣で有名な熊本城。
でも、手前の宇土櫓というのが櫓なのに天守閣みたいに立派な構造物。
その為、天守閣が三つもあるように見える熊本城。
まあ、天守閣そのものは西郷どんの西南戦争や火災なんかで消失しては再建されているみたい。
大小天守の前でまるっと生い茂っているのが銀杏の木。
まだ開園時間じゃないので入れません。
あちこちに崩落した石垣が集められて保存されている。
これらはいつか元の通りに積み上げられる予定なのかな?
こうやって見ると、崩落した分だけでもすごい数の石やね。
築城による地元への経済効果はすごいものがあるんやろな。
園内にポツンと石碑。
将士奮戦之跡と刻まれている。
神風連の乱という明治政府への不満を募らせる士族の反乱の先駆け。
近代軍備で待ち構える政府軍へ刀や槍で立ち向かっていったとされている。
このあと、秋月の乱や萩の乱、そして、西南戦争へと続いていく。
時代の転換期における悲しくも時代の必然の流れだったのでしょう。
城壁や石垣は本丸だけが崩れたというだけではない。
本当に城内のあちこちで被害が出ている。
山崩れのような土石の流出に近いところも。
日中の観光客がいる時間帯だったらと思うと恐ろしい。
城内の崩落に観光客や職員が巻き込まれていたかもしれないよね。
本当にどれだけ揺れたんだか。
現状を維持するべくの応急措置。
ほっといたらどんどん自然に崩れていくんやろね。
コンクリートで固めてしまったら早いんだろうけども。
そうはいかんよね。
昔の人が一つずつ人力で積み上げていったものだろうからね。
これからどうやって修復や再建をしていくのだろう。
けっこう日が昇ってきた。
おはようございます!
お姉さん、いってらっしゃい!
熊本駅周辺
駅前に路面電車が走っている。
レトロなのと未来的なのと。
A系統とB系統とあるみたい。
運賃がとっても良心価格。
手押しポンプを発見。
レバーをジャコジャコすると水が出てくる。
飲料水ではないとの但書。
手を洗うというか、観光スポット的なものか。
熊本駅と駅前がめっちゃキレイに整備されていたので驚いた。
でも、時間帯的にお土産屋とかお店があまり空いていない。
かろうじて、ちくわサラダのポテトチップスを購入。
ちくわサラダというのが熊本のB級グルメ的なお惣菜らしい。
そのポテチバージョン。
やはり、路面電車はレトロなタイプの方がいいと思う。
チンチン電車、萌愛。
南禅寺水路閣より古い石造アーチ水路橋の通潤橋
熊本地震や熊本豪雨で度々の被害。
積石や通水管の変形で漏水したり、石垣や壁石が崩落したり。
2020年に4年ぶりに放水が再開できるまでに復旧。
この通潤橋という水路橋。
建設されたのは1854年という江戸時代なんよね。
京都の南禅寺にある有名な水路閣は1888年で明治21年。
通潤橋の方が水路橋としては古い建造物。
田辺朔郎と琵琶湖疎水もびっくり萌愛やね。
牧のうどん
博多駅へ向かう道すがら、今回の旅の最後の晩餐。
食べても麺が減らない牧のうどん。
前回と同じく肉ごぼうのうどんで。
あと、かしわご飯。
牧のうどんは利尻昆布がこれでもかと利いた出汁で有名。
ご自由にお持ち帰りくださいと使用後の昆布が袋詰めで置いてあるくらい。
そんな昆布つゆのうどんにはやっぱり肉うどんですよ。
そんでもって博多うどんといえばのごぼう天やね。
昆布のグルタミン酸にカツオ節のイノシン酸。
そこへ牛肉による追いイノシン酸。
牧のうどんでは外せない一品。
かしわご飯。
テーブルに備付のネギをたっぷりと。
いただきます。
うどんをズズズッとね。
ふわぽよのうどん。
いや、これはもう「うろん」やね。
そして、出汁をズズズッと。
たっぷりの長ネギとすき焼き風の牛肉の効果もあって甘めで濃いウマ。
キリッと旨味と塩味がたって、肉汁や油分でじんわりとチョイ甘い。
ごぼう天はチキンナゲットみたいなんが五個もある。
ジャミッとしたごぼうの歯応えがたまらん。
衣が多めやけど、旨味たっぷりの出汁を吸ってええんよ、これがまた。
かしわご飯を頬張りつつ、つゆをすすっての、追いかしわご飯。
そうこうしていると、うどんやごぼう天が出汁を吸って増えたように見える。
これまた備付のヤカンに入った出汁を注いで、復活。
そもそも一人前のうどんの量が多いんやと思うわ。
それもあって途中で麺が増えるように感じるんちゃうかな。
こっちは仲間が注文したやつ。
肉キムチうどんにとろろと月見に海老天。
さらにかしわご飯。
まさにマーベラスでスペシャルなメニュー。
ちもやん的にキムチがなかったらアリなんやけど。
ここの出汁にキムチ味はなんか勿体ない気がするんよね。
ごぼう天か丸天あたりにチェンジしてほしいわ。
博多うどんをたっぷり堪能。
ご馳走様でした。
博多駅
お土産はあちこちで買ったのだけど。
博多駅で梅ヶ枝餅を追加で購入。
改札口の目の前にあって、つい。
あっ、つばめ。
ちもやんが乗車するのは、のぞみ。
福岡&熊本。
ああ、絶対に体重が増加したわ~。