定期的に食わないと死ぬやつ

豚足のかどや(なんば)

豚足のかどや

社会人になった頃、ベトナム人の友人に教えてもらったお店。
それ以来、かれこれ20年近くも通い続けている。

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令和になっても、じゃりン子チエの世界観そのままやね。

ここは席に座ると同時に瓶ビールと豚足が出てくる。
空いている席を見つけて移動している間に「ビールでいい?」と聞かれる。
その流れで「うん、豚足も」と返事すると着席する頃にはどちらも出てくる。

豚足のかどやのとんそく

いただきます。

豚足をただ単に茹でたやつ。(※塩茹でじゃない)
沖縄の「てびち」みたいに味を付けて煮込んでいないのがいい。
リクエストしたらよく茹でのトロトロのもあるみたい。

大人になって、人生で初めて、豚足というものをここで食べたんよ。
20年程前にこの近所に住んでいたベトナム人の友人に連れられて。

最初はリアルなカタチに「うげっ!」と思ったものです。
けど、食べてみてこれはウマいもんだと感動し、今に至る。
定期的に食べて帰ったり、持ち帰ったり。

豚足のかどやの万能タレ

茹でただけの豚足にハマった原因ともなったブツ。
なんか妙に旨い豚足のかどやオリジナルの調味ダレ。

豚足も焼き物も基本的にこれで食べる。
箸休めのキャベツもこのタレに浸けつとウマし。

今日は生センマイもいっとこう。

豚足のかどやの生センマイ

この生センマイは早い者勝ち。
売り切れになっていることもしばしば。

豚足のかどやのカウンター席

ゴマ油に生ニンニクを溶いた小皿が出てくる。
そこに卓上の塩をテキトーにぶち込んで生センマイを楽しむべし。

店内は奥行きはあるけどぶっちゃけ狭い。
テーブル席もあるけど座った記憶は殆どない。
店舗前のテラス席みたいなのところは何度かあるけど。
基本的にいつもこの狭いカウンター席やな。

灰皿もなく、灰も吸い殻も足元に捨てるスタイル。
でも、今は昔より店内でタバコを吸っている人はずっと少ない印象。
常連じゃないと灰皿がないから禁煙だと思っている人も多いかも。
それになんか「さっと食べてさっと出ていくのが粋なんやで!」という雰囲気が店内に漂っているしね。

ここらでこの店に来た時の定番である焼センマイとミノを注文する。
焼センマイはこの店のが至高だと思っているちもやん。

豚足のかどやの焼き物

焼き物は何を頼んでも三本ずつやってくる。
ひとりだと二種類が限界やね、豚足も食べるしね。
だから焼センマイとその時の気分でもう一種やな。
まあ、だいたいミノかな。

せやけど最近はこの焼き物がまた歯に挟まるねん。
これで食後に加齢を意識することしばし。

豚足のかどやでヒーリング

万能調味ダレは卓上のポットから遠慮せずドボドボとおかわり。
すると、おっちゃんがさっと薬味の青ネギを小皿に追加して出してくれる。
同じくキャベツも頼めばすぐ出してくれるよ。

あと、スープといえば豚足の茹で汁に塩と青ネギを加えたものもあるよ。
口の周りがコラーゲンでギトギトのペトペトのテラテラになるけどな。

焼き物は万能調味ダレと青ネギを絡めてかぶりつくとウマし。
ビールも小さなグラスでクイッとやるのがまたウマし。
ジョッキでビールやらハイボールをグイグイやるようなお店じゃない。

昭和育ちにとって、ここは癒しの場でもある。
旨いもんを食べながら、ついでに心のメンテナンスをするところ。
ヒーリングっちゅうやつやね。
だから、時折、できればひとりで行きたいお店でもあるねん。

ご馳走様でした。