薬膳系ラーメンという名古屋のご当地ラーメン

蔘好来(名古屋市中区丸の内)

蔘好来(しんこうらい)という薬膳系ラーメンのお店。
まあ、店名をすぐにパッと読める人は少ないやろね。

なんかちょっと小料理屋みたいな店構えですね。
実は店内の雰囲気やカウンター席もそんな感じだったりします。

蔘好来(名古屋市中区丸の内)

ちもやん的には玄関横の植木がセンスあると思う。
幹がぶった切られていて、横に枝がみよ~んで、葉が生い茂る。
それが「わび」なのか「さび」なのかしらんけど。
なんかいいわ。

入店すると、意外にも食券制。
入ってすぐのところの券売機で食券を購入するシステム。

名古屋の薬膳系のお店はどこもべらぼうにチャーシューが旨い。
薬膳系を謳っていながらチャーシューが旨いというのがいい。

chimoyan.com

だもんで、勿論、叉焼麺(梅)をポチッとな。

ここではスタンダードなラーメンは(松)になる。
そんでもって(竹)は山盛りメンマとなる。
で、(梅)がチャーシュー増しというわけ。
ちなみに(寿)はチャーシューとメンマの両方多しです。

ちょっとええ感じのカウンター席で待っていると、梅ちゃんがやってきました。

蔘好来の梅(税込1,100円)※2022年3月現在

茹で卵がんだか目みたいで何かのキャラクターに見えなくもない。
パチもんのドラえもん的な?

蔘好来の梅(叉焼多し)

いただきます。

正直、二郎やらそれ系の豚が同じ豚とは思えないレベルのチャーシュー。
それはもう二郎の豚はアレはアレの良さがあるんやけどね。

蔘好来の叉焼

所謂、好来系といわれる名古屋の薬膳系のチャーシューはちゃんと料理された感のあるチャーシューで、それぞれにお店の個性があってちょっとずつ違うんだけど、なぜかどこの店もめっちゃ旨いんよ。

蔘好来のメンマ

そして、同じくどのお店もメンマが材木みたいに極太なのであります。
これも適度にゴリゴリした歯応えがあってウマし。

蔘好来の麺

薬膳だから、薬膳だもん、薬膳だしね。
ズルズルズルと麺を啜りながらの薬膳という名の免罪符。

根菜類がたっぷりのスープも滋味があって、舌に攻撃的でないのがいい。
でも、スープの旨味はたっぷりで、なんとなく体温も上がる気がする。
それこそ二郎や家系に負けないくらいニンニクがすごく合うスープ。
今日は次の予定があるから入れないけど。

薬膳系というだけでラーメンの罪悪感が相殺される感じなのもいい。
名古屋のご当地ラーメンも、台湾ラーメンやら台湾まぜそばもいいけど、この薬膳系をもっと推せばいいのにと思う。

ご馳走様でした。