外観は怪しい雰囲気だけど勇気を出して入店すると居心地の良いお店
大曽根駅(名古屋市東区矢田)のすぐ近くで徒歩1~2分。
2003年に立てこもり事件で爆発したビルの近く。
シンガポール料理のマーライオン(MERLION)というお店があります。
立てこもり事件の前から営業していた記憶があるので、けっこうな老舗なはずです。
これがね、ちょっと入店しにくいんですわ。
なんか外観が怪しいというか、どこかいかがわしいというか、退廃的でエロチックなオーラがあるんよね。(スミマセン!)
なんか、外壁が白タイルで、窓にマーライオンが浮かんでいるし、店内の様子がまったくわからない黒いガラスだしさ。
ぶっちゃけ、昔のラブホテルや場末の風俗店っぽい雰囲気があるんよね~。(ホンマ、スミマセン!)
シンガポール料理の店って珍しいから、ずっと気になりながらも入店するまでに数年を要したお店ですわ。
今回で4~5回目くらいの訪問かな。
入店してみると、店内は明るくてキレイなお店ですよ。
お客さんも若い女性客を中心にサラリーマン風の方も多い気がする。
くれぐれもご安心を!
ランチタイムはこんな感じのメニュー構成。
どれも「ざっかけない定食」という感じ。
あっさり中華定食みたいな。
実際、餃子の王将のようなパンチはありません。
そこがシンガポール料理たるゆえんかな。
単品メニューもお手頃価格です。
夜に訪問してもかなりリーズナブルなお店だと思われます。
京都の新福菜館の焼飯みたいな黒いチャーハンとかも気になるわ~。
ピリ辛ブラックライスというやつ。
店推奨の人気マークもあるし。
だがしかし。
今日はランチメニューから。
④番の豚ロースの特製ソースで。
メニュー表の表紙にもマーライオン。
シンガポール料理のイメージはやっぱりチキンライスかな~。
この店も数量限定であるね。
まだ食べたことないけど。
ハイナン風チキンライスは1,000円(税込)です。
隣の蟹のチリソースも1,250円(税込)とかめっちゃ安いよね。
けっこう量もありそうだし。
いつか夜に一杯やってみたい。
カウンター席からはマスターが調理している様子が少し見えます。
デカい壁掛けのテレビもあるけど。
厨房を覗き見ていると、注文毎に調理しているのでちょっと時間が掛かります。
できあいを盛り付けるような定食ではありません。
どれも揚げたて炒めたて。
いただきます。
野菜を抜いたあっさり酢豚という感じかな。
ああ、シンハビールが飲みたい。
みしっと頬張る感じの揚げ豚ロースに餡が絡む。
ご飯がススム系のやつ。
しかも、けっこう量が多い。
これ、全部くっつけたら、普通のロースカツより絶対に多い。
或いは、くっつけて四日市名物のとんてきにしたら、めっちゃデカいはず。
こちらはチョイピリ辛餡の青菜炒め。
この青菜炒めは基本的にランチメニューのセットみたい。
これもご飯がススム系。
ボリューム的にはちょうどいい中華定食やな。
餃子の王将みたくカロリー的な罪悪感を感じません。
どれもニンニクが気にならないしね。
店内に女性客が多いのはわからんでもない。
店内は落ち着いた雰囲気があるから食後の珈琲とかでちょっとくつろぐのもあり。
今日は次の予定があるから無理だったけど。
いつかシンガポールのホーカーズのように何人かで夜に一杯やりたいお店やな。
人数がいるといろいろ注文できるしね。
支払いはPayPayで払えるみたいだったけど、面倒だから現金で。
PayPayって面倒やし、手数料負担の観点から現金の方がお店も助かるしね。
話が逸れるけど、日本って、本当にチップとかサービス料の概念がないよね。
それらに相当する額を国が消費税で徴収するから余計に根付かない。
そりゃこの国の賃金は上がらんわ。
ええかっこしいの騎士道精神と清貧思想のサムライ精神の違いやろな。
若造や下っ端は無償奉仕が当たり前みたいな考え方の部分のことね。
なんにせよ、チップが当たり前の国といつまで経ってもチップが根付かない日本。
ノブレス・オブリージュ(身分の高い者や富裕層はそれ相応の社会的責任と義務を果たさなければならないという社会通念上の道徳観)みたいなのも日本はまったくないからね。
上に立つ者が質素倹約を率先垂範するのはいいんやけど、むしろ、それを下に押しつけるところがあって、その結果、内部留保がたんまりみたいな。
勿論、カレーのココイチの創業者のように日本版ノブレス・オブリージュをちゃんと体現している人もいらっしゃるけど、残念ながらそういう人はめっちゃ少ないよね。
PayPayで話が思いっきり逸れてしまった。
なんしかサービスを受けて、ポイントやら手数料やら獲ったらいかんのよ、きっと。
その部分を例えば「ありがとうポイント」みたいな感じで労働者が受け取れるような社会の仕組みにしていきたいものですね。
おそらく消費税が消費者と財サービスの提供者との健全で発展的な関係構築を阻害している大きな原因であることも間違いないんじゃないかと。
ちもやん的には消費税は福祉やらに充てるのではなく、それこそ消費税で徴収した財源すべてを例えば用保険を支払ってるベースとかでもれなく労働者へ再分配すればいいと思っている。
再分配した上で、その所得や扶養状況に応じて、また再徴収すればいいわけで。
労働者への還元というのがポイントで、扶養されている者であったり、生活保護受給者や年金生活者は対象外。
チップが根付かない国、日本。
富裕層がその地位に応じた社会的責任として、消費すればするだけ消費税というカタチで徴収され、それらがすべて労働者に再分配される仕組み。
日本式ノブレス・オブリージュ。
ふるさと納税とかより、よっぽどいいと思わん?
調子に乗って逸れに逸れまくりましたが、マーライオンの豚ロースの特製ソース。
ご馳走様でした。