ラーメン凪 煮干王(新宿ゴールデン街別館)
土曜の朝、つわものどもがゆめのあと。
コロナ禍もあって、外国人観光客もまだまだ少なく、ひっそりとした朝の歌舞伎町。
その歌舞伎町のゴールデン街にあるすごい煮干ラーメン専門店。
本館と別館があって、こっちは別館のラーメン凪。
「煮干が嫌いな方はご遠慮ください」との注意喚起というか警告あり。
20種類以上の煮干が独自ブレンドされているとのこと。
さすがは煮干王です。
券売機ですごい煮干ラーメンをポチッとな。
カウンター席にスタンバイ。
麺量は選べるから大盛で。
店内はとんこつ臭ならぬ煮干臭。
いりこ独特の臭いを抑える気まったくなし。
和食の職人さんもびっくりな煮出し方なのでしょう。
そして、ニボニボドン!
チャーシューに鎮座する萌愛な煮干様に敬礼。
いただきます。
スープをズズズッとすすると、二ボいし、エグい。
一杯あたりの煮干使用量が世界最高峰らしい。
醤油感や塩味を凌駕するザラザラでニボニボしているスープ。
煮干王を掲げるだけのことはある。
煮干が苦手な人は絶対に一生近付かん方がいい店やな。
もしかしたら、ラーメンがトラウマになるレベル。
丼の手前のスープが銀粉でよどんでいる・・・。
これでもかと煮込まれとるんやね。
具なしのわんたんの皮みたなのが気になる。
箸で持ち上げてみる。
ビローンと一反木綿みたいに長い。
この幅広麺のサイズだとさすがにすするのは難しいね。
ハグハグハムハムと食べる。
ペラペラではなく厚みもあって、箸で持ち上げたくらいでは千切れたりしない。
ツルツルの幅広麺をしっかりと咀嚼しながら麺感を楽しめる。
麺は二郎系のような太さでスープの持ち上げとからみもいい。
モグモグ感とニボニボ感を味わえる。
最近のラーメンにありがちなアブラ攻撃はない。
徹頭徹尾、煮干でいこうぜで押してくる。
強烈な個性で尖りまくりのすごい煮干ラーメン。
終盤に煮干酢で味変。
酢の瓶底に沈殿しているニボシさんが萌愛。
この煮干酢さんがいい仕事をしてくれる。
追い煮干酢を繰り返しても余裕で受け止めるニボニボスープ。
すごい!
そして、プリン体の摂取量もきっとすごい!
ちもやん、尿酸値が基準値を超え続けることはや10数年やけど、幸いにも今のところ通風の症状や予兆はなし。
でも、このラーメンにハマったら通風まっしぐらかもしれん。
ご馳走様でした。