おめん NIPPON 四条先斗町店

名物おめん

祇園祭も二年連続で山鉾巡業が中止。
ものすごい人だかりになるからな~。
コロナ対策にも限界があるわな。

でも、祇園祭は疫病退治が起源の祭事。
その祭事が行えないなんて、なかなか皮肉ですね。

祇園祭は、かき氷がめっちゃ最高なんよ。
かき氷はそのへんの屋台のやつ。

盆地特有の蒸し暑い夏の夕方に人混みの中を山鉾巡業を幾つか見て回る。
別に山鉾なんかには興味はないのだが、京都の学生や若者にとっては男女の大事なイベントなんよね。
サークルや部活の連中と浴衣を着て待ち合わせしたりして。

そんで蒸し暑い中を歩き回って、日が沈んだ頃に食べるかき氷が最高なんよ。
シチュエーションによるウマさやね。

京都市内に在住時はなんだかんだで祇園祭には毎年行ってたな。
かき氷と一緒に記憶されているわ。

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四条河原町
阪急百貨店が家電販売店エディオンになっているね。

それにしても暑い。
こんな日の昼食は「おめん」に決まりやな。

四条大橋の方へ向かいます。

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夏!という空の四条大橋

木屋町通りを過ぎるとすぐです。
京都銀閣寺名代おめんの四条先斗町店。

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おめんNPPON四条先斗町

おめんのお店。
ずっとあるけど、店名の「おめん」の横に「NIPPON」なんてロゴあったかな?
インバウンドバブルの頃に追記されたんか、昔からそうだったか。
覚えてないや。

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おめん-メニューの一部

そう「おめん」というのはうどんのこと。
冷たいうどんを中心とする麺類のお店ということで「おめん」やね。

店内はカウンター席とテーブル席が少し。
京都らしい細長い店内です。

メニューは迷わずに名物おめんを大盛でいっときましょう。
このお店ではこれしか注文したことないけど。

ここは冷やした麺料理とはいえ、注文してすぐ出てくるようなお店ではありません。
レモンだかの柑橘系の香りがする冷水を飲みながらゆっくり待ちます。

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名物おめん(税込1,210円)+大盛(税込100円)※2021年7月現在

大きめの器にたっぷりのつゆ。
きんぴらや夏野菜を中心とする具材たち。

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名物おめんの具材(かやく)

いただきます。
このかやくを自分好みのタイミングでつゆにぶっ込んでいきます。
カウンター席にて独りでひっそりと楽しむ大人のそーめん大会。
そーめんじゃなくてうどんやけどね。

そのうどん、いや、おめんはこんな感じやで。

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名物おめんのうどん(おめん)

冷水でキリッと締められているのがわかります。
ほんの微かに青海苔

おいしいうどん、いや、おいしいおめん。
やばい、大盛でも足りないかも。
具材のきんぴらを投入するとつゆが化けます。
ほかの夏野菜と違って、つゆが濃くなるというかコクも増す感じ。

ぜひ、チャレンジしてもらいたい薬味が二種類あります。
八味と青三味というおめんのオリジナル薬味。

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おめんの八味と青三味

八味は、一般的な七味に「菊芋」が追加されて八味へ昇格。
菊芋は芋なのにデンプンがほとんど含まれず、血糖値を下げる効能があるらしい。

青三味は、青唐辛子と山椒と貴酢という九州山間部のレアな柑橘系のいわゆる陳皮。

この八味も青三味も少量で効果てきめん。
辛味も風味も超絶に変化します。
立ち食いそばの感覚でふりかけたらエライことになるで。

おめんのオンラインストアでも入手できるらしい。
今も購入しようか迷っている。

野菜がたっぷり食べられる夏の京都らしい名物おめん。
めっちゃ久しぶりに食べることができました。
ご馳走様でした。

みゅーず

暑いけど、食後の散歩。

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四条大橋からの鴨川

暑いから誰もおらんね。
ひとりだけ。
お兄さんが日焼け目的で寝ているっぽい。

ちもやん、若かりし頃、こっから落ちたことある。
正確には当時の酔っ払った先輩(女)に突き落とされたんだわ。
幸運にも水位があって、落ち方もよかったのか無傷やったけど。

その先輩(女)も悪いと思ったのか、すぐあとから飛び降りてきて、足を挫いてた。
岸に上がるとお巡りさんが待っていて、四条大橋のすぐ傍の交番で酔いが覚めるまで京都だけにこってりと叱られましたとさ。

学祭やコンパとかの打ち上げの後、酔っ払ってこの鴨川を泳ぐアホもいたな。
河川敷で全裸になって、プリッと皮を剥いて、鴨川に入水したヤツも。
すぐ真上に交番あるんやけどね。

せっかくなので、その頃に飲み歩いていた木屋町通りの方へ。

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木屋町の弘

ここ、ちもやんが学生だった頃は雰囲気のいい喫茶店だったんだよね。
「みゅーず」という店名で、それこそ当時のデートコースや待ち合わせ場所の鉄板の一つやったんちゃうかな。

この辺だと、あとは「ソワレ」とか「フランソア」やな。
でも、一番、気兼ねなく入店できる雰囲気だったのはみゅーず。
なによりもソワレやフランソアより店内がゆったりしてたんよね。

店内は歩くと床が軋むところもあったりしてね。
クラシックとかの音楽を聴きながら、窓側席だと高瀬川を眺めたり。
二階席もあってね。

そんな思い出の「みゅーず」が2006年頃に閉店し、閉店するだけならまだしも、食べ放題的な焼肉チェーン店になっちゃってね。
ホンマにショックやったわ~。

今は同じ焼肉でも「弘」になっているんやね。
まあ、弘ならちょっとましか。

京の焼肉処弘といえば、JR二条駅の近くの千本三条本店に一時期通っててね。
それこそ「みゅーず」が閉店する2006年前後かな。

ちょっと高いけど、その分、ちゃんと旨いなと。
今思うと、デフレの象徴っぽい食べ放題的な焼肉に飽きてたんだろうね。

それにアルバイト店員の村岡さんがめっちゃ可愛かったんだよね。
学生とは思えないくらい接客も上手で。
梢さん、元気にしてはるかな~。