2021年1月も映画館へ ※ネタバレあり
劇場版 鬼滅の刃 無限列車編
年末年始で長男(9)が持っている鬼滅の刃の全巻をやっと読み終わりました。
もし、高橋留美子が集英社の少年ジャンプで連載したら、こんな感じになりそうというのが鬼滅の刃の印象ですね。
ちもやんが鬼滅の刃の1巻を読み始めたのは昨年末の12月上旬頃。
もう世間では散々盛り上がっていますが、原作も読み終え、遅ればせながらやっとこさ劇場への参戦です。
次男(6)も誘ってみましたが、鬼がコワイから嫌だと断られてしまいました。
長男(9)は公開日直後に行きたいというので映画館へ連れていきました。
その時は、私は買い物へ行き、シアター内には長男だけで入りました。
鬼滅の刃は彼にとって、初めてひとりで映画館で観た記念すべき映画となりました。
劇場から出てくるとき、彼は特典の鬼滅の刃0巻を手にしながら得意気やったな。
公開からずいぶんと経ちましたが、さすがにシアター内の座席が埋まっています。
夜の蒸気機関車と客車内のシーンという時点で、昭和世代は条件反射的に銀河鉄道999が想起されてしまいますね。
ストーリーの展開は速いです。
孫を連れて観に来た祖父母はついてこれるのでしょうか?
でも、ストーリーは現代のサイバー的なものではなく、大正レトロな時代設定と鬼退治のファンタジーなので大丈夫なのかな?
考えてみれば、この「鬼」というコンテンツの歴史はすごいですね。
時代に合わせてカタチを変えて、設定も練り上げられてきている。
そういう意味で、この鬼滅の刃はエンタメ界の鬼の最先端といえます。
似たようなのものに「妖怪」や「幽霊」があるでしょうか。
ほかには「ヴァンパイア」とか?
序盤の展開は鬼の術にかかって精神世界での戦闘という感じかな。
鬼に殺されたハズのお母さんや姉弟妹と精神世界で以前のような生活を取り戻します。
鬼の罠だと気付いて、またもや家族と別れるというシーン。
現実世界に続いての最愛の家族との別れ。
これは可哀想すぎる~。
ちなみに長男(9)は映画でこのシーンが一番印象に残ったとのこと。
その後、蒸気機関車のようにどんどんストーリーが進みます。
ついには本編のラスボスである最上級幹部の鬼が参戦してきます。
同じく鬼殺隊の最上級幹部である煉獄さんとの決戦。
うしろには守るべき乗客がたくさんいます。
部下の鬼殺隊剣士の炭治郎たちもいますが、いかんせん彼らはこの時点では新卒です。
むしろ、足手まといであり、邪魔にならないようあっちにいっててという現実。
さっきまでずっと蒸気機関車を相手にしてて疲れてるしさ。
もうね、サシのタイマン勝負よりもハンデがありまくりです。
「俺は俺の責務を全うする!ここにいる者は誰も死なせない!」
煉獄さんの信念であり覚悟です。
事実、主人公の炭治郎たちは新人とはいえ鬼殺隊にもかかわらず、雲の上のレベルの戦闘を前にまったく何もできません。
煉獄さんに守られているだけです。
「心を燃やせ!」
煉獄さんからの鬼殺隊の炭治郎たち後進へのメッセージも単純明快。
人間、これは幾つになってもどんな場面でも心に響きますね。
終盤の煉獄の言葉はどれもこれも日本人の琴線に触れまくりです。
シアター内のあちこちからすすり泣きが聞こえてきます。
来場者は、この煉獄さんの熱いメッセージを自分に向けられたものとして心で聞いているのでしょう。
煉獄さんの魂のメッセージを何度も聞きに来る人がたくさんいるのも頷けます。
銀魂 THE FINAL
少年ジャンプの大人気漫画だったということは知っているけれど、漫画の方はまだ読んだことないですね。
少し前にAMAZONのPrime Videoで主演が小栗旬の映画の方は観たことがあります。
映画の序盤はオマージュとパクリの満載ですが、気がついたらシリアスなシーンの連続になっていました。
幕末の志士たちも後世にこんな脚色やキャラ設定をされる時代がやって来るとは夢にも思わなかったでしょうね。
特典のイラストもオマージュとパクリのかたまりでした。
さんかく窓の外側は夜
原作を知らないからだと思うけど、霊媒師探偵のバディのキャラ設定とストーリーの軸がわかりにくかったな。
オドオドした主人公とサバサバと淡々とした霊媒師が出会って、バディとなるべく焼肉を一緒に食べるシーンが何度かあるけど、ピンとこなかったなあ。
宗教団体の話が絡んできたり、北川恵子をすれ違いざまに耳元で囁くだけで呪い殺す力を持つヒウラエリカという謎の少女がいつの間にか味方っぽくなっていたり。
キャラ設定と演技が一貫してブレなかったのは刑事さんだけな気がする。
この刑事さんが居なかったら大惨事だったんちゃうかな。
最後のヒウラエリカのシーン。
続編やる気なのかな?
あとがき
今年もコロナで映画業界は公開延期や入場制限などで苦戦しそうですね。
応援すべくできるだけ映画館に足を運べたらと思っております。
いつも心に萌愛を燃やせ!