四半世紀が経過してやっと食べた「96年組」のラスボスともいえる麺屋武蔵

創始 麺屋武蔵(西部新宿)

言わずと知れた超有名店。
なぜか、ずっと食べたことなかったんよね。
同じく「96年組」といわれる「青葉」と「くじら軒」はあるんだけど。

大学生の頃、東京へ遊びに行って、東京在住になっていた高校時代の友人に連れられて向かったのが中華そば青葉(中野)と桂花ラーメン(新宿)でした。
それはもう東京自慢のように連れて行かれたものです。

高校卒業後の東京生活デビューに浮かれていた旧友には申し訳ないが、実際に食べてみると、正直、そんなに騒ぐほどのもんでもないよねと思ったものです。

その頃のちもやんに反東京スピリッツが多少はあったにせよ。
当時、似たような体験をした人は多かったのではなかろうか。
特に新宿の桂花ラーメン

くじら軒は、大阪球場跡地になんばパークスができたとき、テナントに入っていたので何度か食べる機会があり、中華そば青葉とラーメンの方向性がなんかちょっと似ているなと思った記憶がある。

そういうことがあって、東京都内の主要駅周辺で麺屋武蔵を見かけるも、きっと似たようなラーメンなのだろうと足が向かなくなっていたのかも。

創始 麺屋武蔵(西部新宿)

ついに機会があり、いざ巌流島こと麺屋武蔵へ。
「待たせたな!武蔵!」

メニューはイチ押しっぽい「武蔵ら~麺」をポチッとな。
無料で大盛も可ということだったので大盛もポチッとな。
あっさりかこってりか、う~ん、あっさりをポチッとな。

黒を基調とした店内やカウンター。
コロナ対策のクリアボードが両サイドにあって、文字通り肩身が狭い。
つけ麺を食べている人が多いかな。

やってきました。
ついに「96年組」のラスボス登場です。

創始 麺屋武蔵の武蔵ら~麺(税込1,150円)※2022年3月現在

大盛でもこじんまりとした器です。
角煮と低温調理されたような薄い桜色のチャーシュー。

いただきます。

創始 麺屋武蔵の武蔵ら~麺

うわぁ。
これは「96年組」の括りなしに突き抜けているな、いろいろと。
びっくりした。

これは価格を価値が遙かに上回るな。
これより完成度の高いラーメンはそんなにないと思う。
勿論、創業期よりずっと工夫や改良で練り上げられた一杯なんやろう。
危うくなんとなくでずっと食べずにいるところでした。

角煮も低温調理されたふうのチャーシューも甲乙付けがたくどっちもウマし。
メンマも胡椒がピリリで、煮玉子もそうだけど、すべてのレベルがとても萌愛。
ちょっと平打ちっぽい麺もなんや美味しいですわ。

スープもこれでもかと動物系と魚介系の両方がはっきりと効いている。
合わさったカオスな旨味のスープじゃなくて、動物系と魚介系をそれぞれ感じる。
特に魚介系スープがたっているように感じているのかな?
不思議だなぁ。

ちもやんが近年で食べたラーメンの中では圧倒的だったかも。
次回はこってりにしてみよう。

ご馳走様でした。

あっ、なんか知っているお店を発見。
とんこつラーメンでバブルの申し子みたいな。
あのプリント海苔の。

なんでんかんでん(新宿)

閉店したと聞いていたけど。
機会があればいつかチャレンジしてみよう。