沼津港観光
沼津港深海水族館
シーラカンス
やってまいりました。
深海をテーマにした世界唯一の水族館。
シーラカンスのいる水族館。
といっても、シーラカンスの冷凍個体や剥製ですが。
でも、レプリカじゃないのがすごいよね。
沼津港深海水族館の中に特設的にシーラカンスミュージアムがあります。
ちなみにこのメガネを掛けたシーラカンスは少し動きながらしゃべります。
シーラカンスの棲息域は限られているらしいけど、昔から地元の漁師さんに捕獲されることがあったようですね。
でも、食べても不味いし、下痢になっちゃう魚という認識だったみたい。
最初に現地でシーラカンスを見た学者さんはびっくりしたでしょうね。
学術的大発見なんて、そのすごさが理解できる人にしかわからんもんね。
こうやってスケッチを見ると、まさに古代魚って感じがするわ。
冷凍マグロならぬ冷凍シーラカンス。
けっこう大きな魚体です。
大きな舌も見える。
この独特の魚体のフォルムはシーラカンスならではやな。
現生種でシーラカンスの近縁種というと何がいるんだろう?
次男坊(7)が「あつもりでシーラカンスは雨や嵐の日に釣れるんだよ~」と知ったかぶりでうれしそうに騒いでいる。
恥ずかしいヤツめ。
シーラカンスを解剖したレプリカも。
なんだか顔が進撃の巨人みたい。
研究者によってシーラカンスはまさに生きた化石なんでしょう。
現生種として個体数がそこそこ棲息しているというのがまたすごい。
おそるべし進化適応力。
公式なのかな?
それにしてもピンポイントでシーラカンスの胃袋って。
シーラカンスの剥製も展示されており、かなり近くから見ることができます。
こうやって見ると、淡水魚っぽい気もする。
歯もあるみたいだけど、基本的に丸呑みにするんやろうな。
もしかして、シーラカンスは口が閉じられないとか?
それとも剥製とか冷凍だから口が開いているだけなのか。
レゴブロック調のシーラカンスも。
エレクトリックに目や口も光ってます。
ヨコヅナイワシ
最近、駿河湾で発見された新種の大型深海魚のヨコヅナイワシ。
確かにニューズで観た記憶がある。
これがもイワシとは思えん大きさ。
さすがヨコヅナイワシ。
ちなみにセキトリイワシ科なんだそう。
魚へんに弱いが二つで鰯(イワシ)。
とかく魚の餌の代名詞でもあるイワシですが、なんとヨコヅナイワシは魚類界のトッププレデターらしい。
さすがにヨコヅナを冠されるだけのことはある。
生息域の水深2,000メートル級というのがすごい。
また、遊泳力が強くて底引き網漁で捕らえられなかったというのがカッコイイ!
その他の深海生物
駿河湾といえばのタカアシガニとキンメダイもいます。
同じ大水槽の住人同士です。
さらにキンメダイというのもいます。
まっくらな展示室の水槽内で光だけが見えます。
ヒカリキンメダイのどこかの器官による発光ではなく、共生した発光バクテリアが光っているそうな。
まだまだ小さなタカアシガニ。
これから脱皮を繰り返してもっと大きくなっていくことでしょう。
タカアシガニな~、いっぺん食べてみたい。
忍者みたいにさっと砂に潜むカニ。
手足が長く、なんか蜘蛛みたいなカニです。
深海生物の中でも知名度が急上昇中なのがこのダイオウグソクムシ。
子供たちも好きらしい。
水族館の最後らへんにいるのが大きな口を開けた深海ザメ。
ホオジロザメみたいなギザギザのシャークトゥースがないね。
最後は定番かつお約束のお土産コーナー。
金色のダイオウグソクムシのヌイグルミが萌愛。
ゴールド王蟲やな。
なかなか見応えのある沼津港深海水族館でした。
THE DEEP SEA WORLD 深海王国
沼津港深海水族館がある一帯は港八十三番地といって、案内板だとほかにはこんな感じの施設があります。
こじんまりといろいろ集まっています。
沼津港深海水族館のすぐ近くに「THE DEEP SEA WORLD 深海王国」というアトラクション施設が併設されています。
子供たちもまんまと絡め取られ、1回だけという約束で入場。
大人の付き添い不要とのことなので子供たちだけで。
ディズニーランドやレゴランドにも似たようなのがあるね。
乗り物で移動しながら光線銃で的を撃って高得点を狙うやつですね。
出口で待っていると、兄弟でスコア票を眺めながら出てきました。
ものすごい楽しいアトラクションだったらしい。
でも、次男坊(7)のスコア票を見るとゼロ点でしたが、楽しかったのだからよしとしましょう。
津港グルメ
魚河岸丸天
沼津港深海水族館の入場前に腹ごしらえしたのがこちら魚河岸丸天。
周囲に似たような海鮮丼や寿司なんかを提供するお店が並びます。
店先で干物や貝類を焼いてニオイで誘っている店もいっぱい。
名物の巨大かき揚げを食べてみたかったので魚河岸丸天へ。
ちょうど並ばずに入れましたが、ひっきりなしに店内は常に満席状態です。
まず、バーンとやってきたのは名物メニューの海鮮かき揚げ。
特許取得済みらしく、見事なタワー。
勿論、このままでは食べにくいので倒します。
いただきます。
そのまま食べたり、塩で食べてみたり、天つゆに浸けて食べます。
エビの部分はそれなりにおいしい。
見栄えはありましたが、正直、料理の完成度は今ひとつ。
巨大ゆえに部位毎に揚げ具合の差があります。
かなり、いや、けっこう、う~ん、随分と。
カリッとしていると思いきや、生とは言わないまでもモッタリした部分も。
モッタリしているがゆえに当然ながら油切れも悪いらしく。
次に来店してもこれは注文しないだろうな~、きっと。
長男(10)が注文しためぎす天丼もやってきました。
長男坊(10)はキスのフライや天ぷらが好物なので迷わずチョイスしたのがこのめぎす丼である。
大きなキスが4匹もドーンと乗ってます。
「いつも食べているキスの天ぷらより大きい!」といいながらかぶりつく長男坊(10)ですが、すぐに違和感を感じた模様。
実は、長男坊(10)がいつも食べて好物だと思っているのはシロギス。
キスは浅場にいる魚で海水浴場なんかの砂場やサーフから簡単に釣れますが、こっちはメギスとかニギスといわれてる別種で、鱚(キス)に似ているから似鱚(ニギス)ともいわれ、キスよりぜんぜん深いところに棲息している。
淡泊な味わいもそっくりですが、シロギスの方が身が締まっていて、よりあっさりと淡泊です。
メギスの方がもう少し味が濃くてホロホロした肉質かな。
4匹も食べられないということで1匹もらいました。
ちょっと衣が多いかな。
そして、やっぱり、油があれやな。
長男坊(10)の言いたいことはわかる。
いつものキスの天ぷらをイメージしていると、確かにコレジャナイ感があるね。
長男坊(10)よ。
残り3匹、頑張れ!
一番最初に着丼するかと思いきや最後の着丼となった海鮮丼がやってきました。
ちもやんと次男坊(7)とママがチョイスしたのは店名が冠されたこの丸天丼。
んん~。
なんやろう、彦摩呂が「まるで宝石箱や~!」とか絶対に言いそうにない海鮮丼。
桜海老や生しらすと釜揚げしらすの下半分はともかく、余りにも上半分が普通すぎる。
いや、平均点あるかどうかも怪しい。
中央に鎮座する生エビを食べたときに勝負あった感がある。
お刺身が大好きの次男坊(7)も息を潜めている。
以前に鳥羽の漣(さざなみ)で食べたお刺身定食とは食べっぷりが全然違う。
みんなが名物の巨大エビフライを食べたのに次男坊(7)はお刺身定食。
彼はそのぐらいお刺身が大好物なんだけど・・・。
鮮度なのか、素材なのか、調理技術なのか。
揚げ物を含めた感想だと、それらすべての複合的な要因かな。
店内の接客も殿様商売感がけっこうあったしね。
期待値が高過ぎたのかな~?
例えると、回らない寿司の店で期待していたら、回転寿司だったみたいな。
まあ、2021年現在は回転寿司も侮れないし、逆にスシローとかすごいけどね。
沼津深海プリン
沼津港深海水族館のあとに立ち寄ったのがこちら。
一見すると広そうなお店に見えるけど、店内はかなりこじんまりとしている。
いろいろちゃんとしていそうなお店です。
ショーケースにずら~っと陳列されているいろんな種類のプリンたち。
おすすめは深海プリンらしい。
焦げ茶色のカラメルではなく、青い何かが掛かっている。
昭和世代のちもやんはブルーハワイ的なものを想起してしまう。
子供たちとママは深海ソーダやら深海ピーチにジェラートも食べている。
ちもやんは昼間に食べた揚げ物で食欲なし。
なので、深海プリンをお土産に買って帰りました。
食べてみると、青い部分はブルーハワイではなくラムネ味でした。
ラムネ味の部分もおいしかったけど、プリンがめっちゃウマかったわ。
あれやね、プリンオンリーのプレーンがこの店の一番かもしれん。
常連じゃないからわからんけど。
沼津バーガー
過去に沼津港は何度か釣りに来ているんだけど、沼津バーガーのお店を訪れる機会がなかなか得られず、今回こそはと帰る前に訪問。
この先に沼津港深海水族館があって、その奥隣にあるのが沼津バーガーのお店。
ありました「NUMAZU BURGER」です。
店外ポスターに心惹かれるメニューがたくさんです。
金目鯛にサメにマグロにその名もズバリ深海魚バーガーも。
メニュー表によると一番人気は深海魚バーガーらしい。
ちょっと離れて、沼津バーガーの外観はこんな感じ。
本当はここで食べて帰りたいけど、ちもやんは消化不良気味でお腹が減っておらず、子供たちはさっき深海プリンのお店でジェラートやら食べていたし、ここはコロナ禍で定番となったテイクアウトで持ち帰って帰宅後の夕食にします。
ちもやんは、金目鯛バーガー。
長男坊(10)は、一番人気の深海魚バーガー。
次男坊(7)は、即決で深海ザメバーガー。
ママは、面白みもなんもないサーモンバーガー。
一応、それぞれの個性が反映されているようであります。
店内は天井も高く、居心地が良さそうであります。
なんかヘンなヌイグルミがある。
よく見ると店内のほかのところにも。
なんかのアニメキャラがあちこち。
学園ものだかアイドルものみたいですね。
私立浦の星女学院の学生証があります。
沼津市のご当地アニメなのかな。
そういえば、さっき別の商業施設のトイレに行ったら、某店舗の壁が一面のアニメキャラだったし、沼津市とこれらのアニメキャラはきっと何か関係があるのでしょうね。
ご丁寧に一部のキャラは後付けでマスクを着用してるし。
大都会沼津市へようこそ!
という訳で、解明する気もない若干の謎を抱えたまま、沼津バーガーのテイクアウトをお土産に帰路の旅路へ。
帰宅後、沼津バーガーは晩ご飯にレンジでチンして食べました。
サーモンバーガー以外、味見をしましたが、次男坊(7)が即決でチョイスした深海ザメバーガーが一番かな~。
できたてじゃないから公平なジャッジじゃないかもしれないけど、深海ザメバーガーがトータルバランス的に沼津バーガーらしいんじゃないかなと。
ちもやんチョイスの金目鯛バーガーは身質がややカタいね。
鯛特有の身質やニオイを感じる。
これらの特徴も時間の経過の影響があるのかもしれない。
深海魚バーガーは、某ハンバーガー店のフィッシュバーガーなど、過去に食べたことある感が一番強いかな。
沼津バーガーのコンセプトから外れるのであえて味見をしなかったけど、実は、サーモンバーガーが一番おいしかったというオチなんかもしれんが・・・認めたくないものだな。
さあ、明日から仕事やで~!