映画鑑賞(2021年6月編)

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2021年6月もいざ映画館へ

はるヲうるひと

エンドロールでも確認できるけど、南知多や美浜のあたりで撮影されており、とんぱーれという久留米ラーメン店のゲストハウスが映画内の中心である置屋かげろうだったみたい。

全体的な設定は渡鹿野島をイメージしたのかな?
船着き場で呼び込みのシーンがあるし。

置屋かげろうの兄弟妹の三人がいろいろとぶっ飛んでいるわけなのですが、上の兄弟二人の闇はなんとなく理解できたけれど、妹があんな感じになっている背景や行動原理はちょっと理解できないところもありました。

男女の性差による感性かな?

あと、坂井真紀さんがここまでするのか?ここまでさせるのか二朗よ?
という驚きも。

シアター内は途中退席する人や爆睡してイビキをかいているオッサンもいました。
ちもやん的には二朗さんらしい作風と舞台設定は楽しめたかな。
二朗さんと山田孝之の真っ当な虚ろ対決みたいな。

HOKUSAI

永谷園のお茶漬けに入っていたカードというイメージ。
歌麿写楽も出てくる前半で作者と絵がごちゃごちゃだったのが整理される。

ああ、これが歌麿の画風であれが写楽の画風だったという感じで。
そんで、そうそうこの大波や富士のこういうのが北斎の画風だったわと。

ボロッちい民家や商店、遊郭、農村といった時代劇のようなシーンがメインだけど、きれいな美しいシーンが多かったな。

北斎はこの時代で90歳まで生きたというのがすごいですね。

キャラクター

ちもやんはコロナ禍で暇になって映画館へ頻繁に通うようになったわけですよ。
するとこんなシーンを目にするようになりまして。

初々しい高校生のカップルがシアター内に入ってきて、ちもやんはその様子を一番後部の座席から微笑ましく見ていたのですが、その学生カップルがちゃんと座席を一つ空けて着席するんですよ。
二人の間の座席にポップコーンをセットしてね。
勿論、二人ともマスクもちゃんとしています。

後ろからその様子をみていて、やりきれないというか、なんだか切ない気持ちになってきてね。

そもそもマスクで相手の顔もちゃんと見れないし、映画館に行ってもくっついて席に座れず、手をつなぐタイミングも機会もよくわかんないし、ましてやチューなんて。

コロナ禍の相手への気遣いとマナーは当然ながら、大好きな彼氏彼女の家に祖父や祖母が同居していることなんかを知っていたりすると、尚更ですわな。
初々しい年頃の少年少女がどうやって異性と距離を縮めていいものやらわからへん。

本当になんとかしてやれんものだろうか。
効果の有無はどうであってもワクチン接種で一区切りにして、あとは蒸し返さないことを願うばかりです。

本編とは関係なく超脱線してしまいましたが、この作品は久々に超アタリでした。
残酷なシーンが多いのですが、それも含めての没入感がすごいです。

菅田将暉がお人好しでちょっと冴えない役を演じている一方で、ピンク色の髪型のあの俳優が超絶にぶっ飛んでいる役を見事に好演しており、この映画はこのピンクの人によって没入感がすごいことになってくる。

ストーリーは単純でメインの登場人物も少ない。
後に回収されるんだろうなという布石も分かり易く、見ている側の予想通りの方向へ進んでいくのだが、ピンクの人がそういった見ている側の予想の遙かに上をいってしまうのである。

このピンクの人の演技は本当にすごいと思った。

海月姫」とか菅田将暉の演技力がすごいのは今更なんだけど、隠し事がある主人公という設定である故に菅田将暉の抑えた演技もあって、このピンクの人の演技が突き抜けて無双状態でした。

そんで、常識人の象徴ともいえる役割で中村獅童がいて。
獅童のパートナーの小栗旬は「罪の声」で演じていたキャラクターを思い出したわ。

残酷なシーンがダメじゃないなら、最近のではこの映画が一番おすすめ。

閃光のハサウェイ

何回延期されたのかわからんけど、やっとこさ公開されたので映画館へ。
絵がすごくキレイで逆襲のシャアとか他のガンダム映画と比較になりません。
アニメーション技術の向上はすごいですね。

セリフより絵でストーリーや各キャラの心情を汲み取らせようとする感じで進みます。その為、メインの登場人物の交流は朝や日中の明るいシーンが多いです。
ヒロインのギギのチラリズムもこれでもかです。

一方で、モビルスーツの登場や戦闘シーンは夜なんです。
いや、戦闘シーンはリアルなんですよ。
特にコクピット内から見る戦闘状況のディスプレイの様子なんかはね。

せやけど、画面が暗すぎてモビルスーツがよく見えへん。
どんな機体でどんな形状なのかよく見えへん。

このモヤモヤは終盤に本作品のガンダムが登場しても続きます。
ガンダム同士が海の上空の闇夜で戦闘しているんですが、どっちも機体がこれまたよく見えへんのですよ。

可変系なのでしょうけど、どうも人型形状ではなさそうな形状で暗闇を飛び回り、その動きが速いもんだから余計によくわからない。
闇夜を切り裂くビームの閃光はわかるんだけどさ。

三部作らしく途中で終わった感はすごいです。
ガンダムの勇姿も中編・後編に乞うご期待といったところなのでしょうか。

戦闘のリアリティはよくわかるのですが、それこそ真っ暗闇の宇宙空間での戦闘だってモビルスーツの色や形状や武器なんかもわかりやすく描写されてきたのが、これまでのガンダムです。

本作品はリアルにモビルスーツの夜戦でしたね。

ザ・ファブル 殺さない殺し屋

公開延期で待たされましたが、前作に続いて面白いです。
岡田准一演じる主人公のキャラ設定が確立しているのがいいですね。

暴走する車でのアクションやマンションでの格闘シーン。
往年のジャッキーチェンみたいなアクションシーンの連続やね。
ただ、アイコンの黒マスクを被っているので岡田准一かどうか判然としないのが残念。

あと、前作よりもストーリーがかなりシリアスなんよね。
平手友梨奈役の少女の設定とか。
あの貝沼くんもあんなことになってしまうしさ。

堤真一は「砕け散るところを見せてあげる」に続いてのゲスキャラ担当。
見た目は普通の中年男性なのに中身が超変態のゲスキャラというやつ。

でも、そういったシリアスシーンを挽回するように主人公の職場の社長役の二朗さんがセリフなのかアドリブなのか不明のしゃべりと顔芸でたくさん和ませてくれます。

原作が漫画なので賛否があるようですが、テンポもいいし、面白いですよ。

漁港の肉子ちゃん

明石家さんまさんのプロデュース。
プロデュースというよりスポンサーでしょうね。

じゃりン子チエ的な昭和レトロ感がありながらキレイな絵。
今のアニメーション技術はホントすごいわ。
トトロとかへのオマージュはすぐにわかったけど、きっと他にもあるのでしょう。

昭和の裏街道まっしぐらという感じの肉子ちゃんの人生。
後半の病院でのシーンはベタやけど本当に泣けてくる。
このシーンにいたって大竹しのぶがついに本領を発揮します。
ここで大竹しのぶにノックアウトされた人は多かったんじゃないかな。

あと、さっきの一瞬の話し声は宮迫?
と思っていたらエンドロールでやっぱりかと。
さんまさんは本当に優しいね。

るろうに剣心 最終章 The Beginnning

わかってはいたことだけど、これまでの劇場版と雰囲気が一貫してぜんぜん違う。
幕末の人斬り抜刀斎の真っ只中であるわけで、殺しまくるし、悩んでるし、超暗い。

画面も終始暗いです。
これまでのガス灯のある明治時代じゃなくて、今作は幕末の設定なので街も家も暗くて当然なのですが、画面が暗くてよく見えないという暗さではありません。

この白黒映像を見ていると錯覚しそうな画面はおそらく意図的な演出でしょうね。
実際は、血や着物など色のある世界なのですが、あえて色を感じさせないとうか。
最終章 The Final からみて、不殺を誓う以前の巴編としての回想シーン的な意味合いもあるかもしれません。

ちなみにこの人斬り抜刀斎は、幕末の超大物である佐久間象山を暗殺した河上彦斎がモデルとされているそうです。
河上彦斎は、後に無知と若気の至りで佐久間象山を斬ったことをひどく後悔し、暗殺稼業から足を洗ったらしいです。

幕末の四大人斬りは、この河上彦斎田中新兵衛岡田以蔵中村半次郎の四人です。
ちもやんもそれこそ若かりし頃は、竜馬がゆくを始め、幕末ものにはめっちゃハマったものです。

でも、人斬り側にも正義や思想があったのかもしれませんが、治安維持を任務とする側からすると単なる神出鬼没の厄介なテロリストですね。

江口洋介が演じる斎藤一は、そんな現役少年兵の抜刀斎とその後の不殺を誓った緋村剣心のどちらも間近に知る存在なわけですね。

ロン毛のお兄さんだった江口洋介は年を経るにつれて渋くてかっこよくなるね。
吉川晃司もそうだけど、だんだんかっこよくなるっていいな。
並大抵の努力じゃないんだろうけど。

さて、次回の佐藤健は今秋の「護られなかった者たちへ」かな。
あの泥水に顔が半分浸かっての雄叫びの予告シーンだけで響くものがあるね。

 

あとがき 

今月はけっこう映画館へ行ったな。
やっぱり映画館のスクリーンと音響が萌愛やな。