萌愛シアター(2023年8月編)

2023年8月も映画館へ萌愛でGO! ※ネタバレあり

君たちはどう生きるか

たっぷりと宮崎駿ワールド。
過去作で一番らしい感じの作品。
片山良一助監督、出征の見送りされていたね。

658㎞、陽子の旅

コミュ障のヒッチハイク
そりゃあハードル高いよなあ。
知らない男の人の車に乗るの怖いよね。

キングダム 運命の炎

大沢たかおの王騎が圧倒的な存在感。
役がハマりすぎで鎧の作り込みがちょっとちゃちく見えるくらい。
すごいなあ。

ラストでいよいよ武神龐煖の登場。
こがまたもうハマり役の吉川晃司御大!
どう考えても原作よりカッコイイ!

李牧はちょっとなあ。
ルパンみたいなインテリユーモア系じゃなくって、なんかこうもっとインテリマッチョ系がよかったんやけどなあ。

さあ、あと何年掛けてどこまでやるんやろう?

リボルバー・リリー

なんかもったいない。
設定や世界観はいいのにね。
素材は悪くないだろうになあ。
レシピが悪いのか、料理人が悪いのか。

陸軍がヘボすぎて、幣原機関のスパイのすごさが伝わりにくい。
そんでもって、主人公の中途半端な不殺の誓いの設定いる?
途中から普通に殺すし、終盤のドンパチでもそのあたりグダグダやし。

クライマックスで豪雨のち濃霧。
大正浪漫の舞台装置やCG予算の都合やろうけど。
暗中模索なのか五里霧中なのか。

海軍省の門前でバリケードの陣を敷く陸軍。
ちょっと前にどっかで観たようなシーン。
ああ、モガデシュ脱出までの14日間や。
イタリア大使館前のラストの攻防シーン。

正直、雲泥の差やね。
もっと頑張らんかい邦画!

CLOSE クロース

自分がちょうど小学生高学年くらい。
思い当たることがあるようなそうでもないような。

中盤に大事件。
まさかの大親友が自死しちゃうなんて。

それからも延々と続く日常と学校生活。
兄との無言のスキンシップがグッとくるねえ。

アウシュヴィッツの生還者

実話ベースとのこと。
断片的な収容所生活の回想モノクロシーンとカラー現代パートで描かれるヒューマンドラマ。

悲惨な収容所生活でも心を許せていた友人を賭ボクシングで撲殺してしまう。
そして、ヘブライの祈りのシーン。

ユダヤ教徒が虐げられたり、迫害されるという背景。
日本人の宗教観ではなかなか理解できないというのが正直なところ。
何故、そこまで?

49戦無敗の伝説のボクサーのロッキー・マルシアノとも対戦。
そこは実話ベースなので現実はそう甘くはないという。

高野豆腐店の春

職人魂じゃおりゃ~という作品ではなかった。
尾道の下町ヒューマンドラマ。
ちょっと前の向田理髪店とかに近い。

豆腐シーンはそんなになくて。
出戻り娘が本気で後を継ぐ修行シーンの勢いも序盤だけ。
あっさりと男ができて飛び出してしまう。

ええっ!?
まあ、戻ってくるけど。

豆腐作りを一仕事終え、父娘で豆乳を飲むシーン。
このシーンがなんか高野豆腐店の物語のすべて。
できたての豆乳、ウマいんやろうな~。

あとがき

ハワイやカナダの山火事。
失火が原因なのか、地球温暖化が原因なのか不明ながら。

ハワイも大勢の方が火災で亡くなり、未だに連絡が取れない住民が1,000名以上もいるのだとか。
カナダにしても、延焼に延焼を重ねて、日本の国土面積の37%相当の山林が消失。
どんだけ燃えてるねんという話。
凄まじい熱カロリーが大気中に二酸化炭素とともに放出されたやろうね。

もう何年もずっと暑い夏。
日中に30℃以下ならラッキーみたいな。

天気予報図で沖縄の気温が一番低いという異常な日本列島。
温暖化は終わって、沸騰化の時代らしい。
まったく笑えない。

氷河期が萌愛に思えてくる。
でも、実際に氷河期になったらそれはそれでたまらんな。