萌愛シアター(2023年7月編)

2023年7月も映画館へ萌愛でGO! ※ネタバレあり

大名倒産

エンディング後にラストシーンがあるよという冒頭案内。
こういうのあるようであんまりない。

シンプルなストーリー。
全員がアドリブオンリーかと思うくらいリラックスムードで演技している。
唯一、高田延彦だけが気合いで頑張っている感があって。
そのギャップが観ていて面白い。

武士は死ぬことと見つけたり
葉隠れの一説。

武士たるもの主君のために死ぬことも覚悟しなければならない。
目的のためには死をも厭わないみたいな?

小四郎の顔芸の裏にはリーダー論。
そうじゃないよね、どう生きるかだよね、という徹頭徹尾があって。
洟垂れ兄ちゃんと良家のお嬢さんとの結婚もそう。
刀から算盤へ持ち替えた御家来衆もそう。
刀から塩鮭の職人となっていた義父もラストでそれを取り戻した。
先代藩主も同じく。

ラストシーンはもっとサプライズ的なものかと。
でも、相応しいエンド。

東京リベンジャーズ2 血のハロウィン編 決戦

廃車工場跡でのハロウィン決戦。
殴る蹴るどころか鉄器で頭をどつきまくる大乱闘。
でも、ナイフで刺されて血が出て。
「もう終わりだ!救急車を呼べ!」という抗争の立会人。
学生らしくていいと思います。

続編がなくても一応は締まるような終わり方。
「俺たちの戦いはこれからだ!」みたいな。

断捨離パラダイス

思っていたのとは違う面白さがあった。
「お茶持ってきて~!」

登場人物のすべてのパターンが世の中にありふれているんやろうね。
でも、今後は人が住まなくなって、そのまま放置される家が全国で激増しそう。
特に両親が住んでいた実家。
いつか片付けようと思いながら、ついそのままという。

遠いところ

沖縄ではよくある話と思い込んでしまいそうなリアリティがあった。
まあ、沖縄あるあるというか、ダメカップルあるあるやね。

マネーリテラシー、超大事。
これがないと、内部環境や外部環境に関係なく、どっちにしても自滅する。
お金があってもなくても、結局はお金に振り回される。

マネーリテラシーの無い人からは絶対に離れましょう。
例え、配偶者や親子兄弟の家族であっても、なんとか物理的に離れよう。
親友や恋人がそうだと気付いたら秒で別れましょう。

街中や車内でヤバイのが居たら離れるやろ?
それとまったく同じや。
ちもやんの数少ない人生の鉄則。

このマネーリテラシーは性格や性質だから。
後天的な学習や学びでもその人の本質は変わらない。

交換ウソ日記

ああ~、なんじゃこりゃ。
とんでも青春萌愛で観ているこっちが恥ずかしい。
でも、たまにはこういうのもいい。

「なんでもいい」という態度にイライラする第一印象からのスタート。
でも、受け身ながらもそこから幸福を見いだせる人なんだという好印象への変化。
なんかそういうくだりがあって。

なるほどなと思ったわ。
勝手に幸せになる人がいいし、自分もそうでありたい。

1秒先の彼

序盤の京都いじりにちょっとイラッとしつつ。
というか、ワザとだよね。
ギターの彼女やら妹とその彼氏のしみけんとか。
ワイワイとイライラさせるターン。

でも、ゆったりどころか時間が止まってしまった京都。
おっとりした清原果耶と荒川良々のターンあたりから尻上がりに楽しめた。
そういう構成やったんやね。

笑わせようとする場面は面白くなくて、そうでない場面でニヤッとしたり、クスッとしてしまうストーリー。
真っ赤に日焼けした裏エピソードの回収なんて後追いの想像で面白すぎ。
もし、自分が目覚めて真っ赤に日焼けしていたらと思うと。
台湾映画のオリジナルは観てないけど、この京都編もこれはこれで楽しめた。

ラジオのDJの声役と写真屋店主役の笑福亭笑瓶さん。
そのひょうひょうとした優しさであふれるセリフになんだか天の声を聞いている気分になったり。
合掌。

ミッション:インポッシブル デッドレコニング PART ONE

第一弾は1996年。
ちもやんが大学生の頃。

確か、その第一弾のミッション:インポッシブルを京都の河原町のレイトショーで12モンキーズとハシゴ鑑賞したのを覚えている。
トム・クルーズブルース・ウィリスの絶頂期。
そこへ前年のセブンに続いて、この12モンキーズブラッド・ピットが世代交代と言わんばかりに加速し始めたやな。

ちもやんの人生で一番、映画を観ていた時代やな。
お弁当箱みたいなビデオカセットレンタルビデオ店から借りて。
延滞料も容赦ない時代で。
れんたろうには世話になったもんや。

今作もアップテンポのスピード感は相変わらず。
チョイチョイ挟まれる老化を感じさせるイーサン・ハントの萌愛でお茶目なシーン。
そらもう還暦も過ぎてはるからな~。

イタリアの市街地をカーチェイスで会談を車で駆け下りるシーン。
ワイルド・スピード/ファイヤーブーストの同シーンを思い出したわ。

ストーリーはいつもながら難解。
なんとなくわかったふうでも楽しめる勢いがある。
ずっと「それ」やったし。
次回作で「それ」はもっとはっきりするのかな?

あとがき

父娘で首狩りデリヘル?
ススキノのラブホでの首ちょんぱ事件。
父親が娘を現場のラブホテルに送迎という闇の深さ。
おそらくそう単純な話とはちゃうやろうな。

数年後に映画化されそうな事件。
事実は小説より奇なりとはよくいったものやね。
いや、実際に内情を知ったらそうでもなかったりするのかも。
天誅とか死を以て償わせるといった強い意志を感じるけどね。

一方の「車を売るならビッグモーター♬」のBIGMOTOR。
レオパレスしかり、法律はいつも法人には甘いよね。
例えるなら常に執行猶予が付いている感じ。

個人には、罰金刑以外にも禁固刑や終身刑、死刑がある。
同じように法人にもちゃんと終身刑や死刑があってしかるべし。

でも、まあ、アホな社長とアホな息子のビッグモーター。
ビッグモーターの顧客をええように食い物にしていた本当の黒幕は保険会社やろ。
今回だと損保ジャパンとか。
ビッグモーターの利益率が業界で突出していたのだろうか?
そうでないなら業界全体で同スキームをやらかしている可能性も十二分にある。
ススキノの首ちょんぱ家族よりも遙かに社会的な影響も大きく闇が深いわ。

長きにわたって大阪のテレビとラジオの萌愛CM界に君臨した「ハナテン中古車センター♬」の成れの果てがこれだと関西人のちもやんにはちょっと悲しい。

日本銀行こと日銀。
いよいよイールドカーブコントロールが形骸化しつつあるね。
事実上、長期金利は0.25%から倍の0.5%からさらに倍の1%が上限といえる。

物価はまだまだ上がるし、日経平均も4万円をそのうち超えるやろうな。
痛みも伴うやろうけど、ゾンビ企業をはじめ、業界再編が進むことでブラック企業も淘汰されていくんじゃないかな。