近江ちゃんぽんのまるいし(南彦根)&をかべ(彦根)

近江ちゃんぽん彦根ちゃんぽん)の二大聖地

まるいし(滋賀県彦根市-南彦根駅

彦根出身の友人によると地元でオススメの筆頭らしい。
南彦根駅から徒歩ですぐ。
近江ちゃんぽんとか彦根ちゃんぽんといわれる萌愛なローカルフードの有名店。

ここでのちゃんぽんは、長崎ちゃんぽんとはちょっと違う。
長崎の白濁したスープの極太麺ではなく、スープや麺も東京のタンメンに近い。

 

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南彦根駅から歩いて1~2分。
右手側に看板や駐車場が見えてくる。

まるいし

ひっきりなしにお客さんが出入りしとります。
繁盛店やな。

まるいしのメニューサンプル

ちゃんぽん特化の専門店というより食堂という感じ。
中華そばに各種うどん。
天ぷらラーメンとか。

まるいしの店内

カウンター席へ。
テーブル席も数組あるね。

勿論、チャンポンに決めているんだけど、せっかくだしメニューを見てみる。

まるいしのメニュー表(2022年4月現在)

メニュー表ラストのオロナミンCドリンクというのがいい。
サイダーやオレンジジュースでもなく。
店主のこだわりなのか、場所柄のニーズがあるのか。

せっかくなのでチャンポン麺(大盛り)を注文する。
周囲を見渡していると、中華そばの注文率が高い。
近所の常連さんは中華そばなんかも。
そういえばメニュー表の筆頭は中華そばやし。

やってきました。
ドーン!

まるいしのチャンポン麺(大盛り)

なんという盛りのよさ。
野菜のてんこもりがめっちゃ萌愛。
麺が見えん。

いただきます。

まずは熱々の野菜炒めの部分をモリモリと食べていきます。
いやいや、ホントに野菜炒めの一皿分よりも量あるで。
そして、キャベツと白菜の両方なのが珍しい。

このままだと延々と野菜炒めを食べることになる。
そこでちょっと強引に下から麺を引っ張り出します。

まるいしのチャンポン麺

長崎チャンポンの麺と較べるとかなり麺が細い。
をかべの麺よりも細いな。

ズズズッとやると麺がけっこうヤワめ。
量を考えると、終盤はもっとヤワヤワかも?

短期目標は野菜よりも麺を優先することに決定する。
このヤワヤワの麺は東京の四ッ谷にある「支那そば屋こうや」を思い出す。
麺のヤワさは野菜の歯応えを引き立てるためやろうか?

 

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自分で大盛りにしといてなんやけども麺量が多い。
まだ半分も食べていないけど、ここらで味変してみよう。
定番のお酢を投入しようと卓上調味料の方を見ると、ソースもオススメとある。

まるいしのちょっといい話


焼きそば風においしく食べられるとのこと。
まるいしのちょっといい話らしい。

とはいえ、ソースをいきなりブチ込むのはちょっと躊躇する。
というわけで、レンゲの中で試験的にやってみる。

まるいしのチャンポン麺とソース

お~。
確かにソースの酸味で焼きそば風やな。
でも、この量を不慣れなソースで勝負するのはあまりにもリスキー。
よって、終盤まではお酢で攻めることにする。

ここのお酢は「をかべ」のようなマジカルなお酢ではないけどね。
野菜部分へ重点的にお酢をかけながら食べ進める。

いや、もうホントお腹いっぱい。
大盛りにしてごめんなさいですわ。

いよいよ最終盤となって、満を持してのソースを投入や~。

まるいしのチャンポン麺の焼きそば風

これで焼きそば風に味変です。
これは思ったよりも焼きそば風であります。
残ったスープだけをレンゲですくって飲んでも焼きそば風であります。
おそるべしソース。

なんとか食べきることができました。
うわ~、かなりの満腹やわ。

ご馳走様でした。

をかべ

近江ちゃんぽんの聖地は彦根駅前にある。
譜代大名筆頭の彦根藩主の井伊直政公の像からすぐの商店街通り。

彦根駅前の井伊直政公の像

麺類をかべの創業の場所。
店先の大きな提灯に近江ちゃんぽん発祥店とある。

あと、上部の看板の「麺類をかべ」にその名残があるね。
そういえば「まるいし」の看板にも「麺類まるいし」とあったな。
屋号に麺類を掲げているのはなんか関係あるのかな?

近江ちゃんぽんの聖地

今は「をかべ」ではなく「ちゃんぽん亭総本家」が運営している。
店舗部分もちゃんぽん亭総本家がリニューアルしている。

ちゃんぽん亭総本家

この「をかべ」と「ちゃんぽん亭総本家」の関係はいろいろあるみたい。
そのあたりはね、元祖とか本家やら総本家が入るとね、やっぱりね。
そらね、なんぞあるんでしょうな。

ちもやんの認識では「をかべ」を多店舗化したのが今の「ちゃんぽん亭総本家」かな。
2000年前後によく食べていた頃、その当時は「ちゃんぽん亭をかべ」とか、ちゃんと「をかべ」の屋号が入っていたように記憶している。

それがいつの間にか「をかべ」が消えて「総本家」になっていたという印象。
でも、「をかべ総本家」じゃなくて「ちゃんぽん亭総本家」というあたりにいろいろ感じるものがあるよね。

そんでもって、この場所にもともとあった近江ちゃんぽんのルーツである「麺類をかべ」は少し離れた銀座商店街の方へ移転している。

彦根城の周りは商店街がいくつもあって、登城後のちょっとした街歩き散策コース。
少し歩きますが「麺類をかべ」のある銀座商店街も歩ける範囲やで。

麺類をかべ 本店(休業中)

あら、残念。
コロナ禍で休業中だったみたい。

ここの麺類をかべ本店は近江ちゃんぽんではなく彦根ちゃんぽんと謳っている。
せっかくやから食べたかったな~。

この「をかべ」と「ちゃんぽん亭総本家」の歴史って、なんだか台湾(中華民国)と中国(中華人民共和国)の関係みたいな気がするのはちもやんだけやろうか?