2023年10月も映画館へ萌愛でGO! ※ネタバレあり
ミステリと言う勿れ
独特の世界観でサクサクと進んでいく。
お互いにわだかまりがあるんだか、ないんだかの登場人物たち。
犯人はたぶんコイツやろなというのはすぐわかる。
「ゲッツ!」の演劇脚本家のVTRが本当に出来杉くん。
なんというか、出雲の国譲りの超ダーク版みたい。
主人公が謎を解き明かすわけでもなく、これでストーリーの根幹がいっきに解明する。
ラストの逮捕シーンが往年の火曜サスペンス劇場感が満載である意味でよかった。
あの逮捕劇に刑事が二人だけしかおらず、警察関係者より部外者の方が多いという。
おまけに共犯者がノコノコとやってきて、勝手に自供して逮捕者が増える事態が発生。それでも警察関係者は増員されずのえらいこと省エネな終幕シーン。
沈黙の艦隊
おおっと!
続編が前提やったんかいっ!
この原作の漫画、おもしろいよね。
潜水艦の特徴や緊迫感やらが発揮されている。
まだソ連時代の米ソ関係の世界情勢でよくこんなストーリーを考えられたものやわ。
政教分離と同じく政軍分離。
ホント、そうあってほしいよね。
アントニオ猪木をさがして
ナレーション、福山雅治の声だなぁって。
エンドロールでやっぱりと。
彼が上京して初めて会った有名人がバイト先にやってきたアントニオ猪木だそう。
店のみんなでアントニオ猪木と記念撮影した写真。
大勢の中、ちゃっかりとアントニオ猪木の真横にポジショニングしているのが若かりし頃の福山雅治。
抜きん出る人って、そうなんでしょうね。
内容は、タイトル通り、アントニオ猪木をスクリーンにさがす内容。
ドラマパートやらなんやであんまりアントニオ猪木が登場しない。
アントニオ猪木がスクリーンに映し出されるだけで盛り上がる。
やはり、アントニオ猪木は映える。
彼だけをひたすら大スクリーンに映す回顧録でいいのにと強く思ったり。
アントニオ猪木、合掌萌愛。
プロレス界だけでなく、政治の世界でも尋常ならざる貢献をした人だと思う。
一方で、彼ほどその破天荒な行動で関係者を本気で怒らせた人も希有なんだろうな。
いつかその功績をちゃんと映画化してほしい。
BAD LANDS バッド・ランズ
序盤、関西出身のちもやんでも聞き取れない関西弁。
いや、関西弁がキツイというよりはヒソヒソモゴモゴと話しているからだろうけど。
実際、中盤以降はまったく気にならなかったしね。
わざとそういう演出だったのかもしれない。
コテコテの大阪府警を狂言回しにストーリーが進んでいく。
でも、姉弟を含め、主要登場人物の動機や行動背景は殆ど掘り下げられず。
ミネソタ好きのBAD LANDSのオーナーとか何も語られないし。
細部はどうでもいいねん的なノリでグイグイとけっこう引き込まれていく。
元彼のストーリーはいらんかったかも。
グローバル投資家とやらのゴヤが絡むシーンはすべて雑やったもん。
ケツ持ちヤクザやら林田とかの愚連隊とコテコテ大阪府警のナニワの下町だけの世界観に終始した方がよかったかと。
アナログ
ラーゲリの人と突破ファイルの人。
携帯電話のない時代の恋愛をちょっとばかり思い出したり。
こういう恋愛いいな~という映画ではあったけれども。
それ以上にこういう友情いいなとか、こんな親子の会話いいなとか。
他にも職場の上司や同僚、取引先、喫茶店のマスターたちとの関係とか。
日頃の身近な人たちの優しさに感謝したくなるようなシーンが満載。
母親のお通夜に大阪から駆けつけてくれる取引先のパートナー。
その彼を最寄り駅まで送っていこうという親友たち。
こういうのなんやウルッとくるわ~。
ゆとりですがなにか インターナショナル
ドラマ版はまったく知らんけど、気にならんし、軽快にサクサクと進んでいく。
柳楽のところがいちいち面白かったわ。
ゆとり世代のあとはZ世代か。
一つ言えるのは、後進世代になるほど、自分の寿命や人生が「どうやら長いぞ?」ということを知ってしまっているということやね。
そうすると、やっぱりハレの日とか一世一代の晴れ舞台といった考え方がどうしても薄れていくよね。
人生、先は長いんだからと。
ちゃんとインターナショナルしてたね。
最近のLGBTQ要素はちょっと食傷気味かな。
とりあえずテーマの一つにねじ込んどけみたいなの。
でも、沢山のテーマや世相を上手におもしろおかしくまとめ上げられていた。
さすがのクドカン。
違和感を感じつつニュアンスで押し切るクリフハンガー推しも面白かった。
おまえの罪を自白しろ
展開も早く、追い詰められ感に中盤まではすっごい引き込まれる。
誰よりも隠し事の多い職業の政治家にとってはこりゃたまらんなと。
でも、なんか思わせぶりな演出も多くて。
それらがちょっと過剰やなと感じ始める頃から、なんか犯人は別にもう誰でもいいやと思ってしまった。
そして、ラストシーンでそういえば主人公は次男坊だったと気付く。
義憤なのか、熱血なのか、家族思いなのか、野心家なのか。
きっとそれが若さなんでしょう。
あとがき
ずっと、政策金利を限りなくゼロにするという日本。
ここにきて、世界のインフレと円安もあって物価が着実に上昇をしている。
だけど、欧米や世界の物価上昇と比較するとまだインフレとはいえないレベル。
目下、長期金利の変動幅を1%くらいまでは容認するだしないの曖昧な政策中。
中央銀行が政策金利を上げなくてもそんなんでインフレ抑制ができているという。
なぜか?
もうかれこれ消費税がしっかりと利上げの役目を強烈に果たしていると思われ。
3%→5%→8%ときて、はやもう10%ですから。
そんだけ金利を上げて、市中からお金の流動性にブレーキをかけているようなもの。
四半世紀の間、ニッポンはそりゃデフレにもなるよね。
日銀が金利も上げずにインフレがそれなりに抑制できているというね。
これって、財務省の消費税による引き締め効果のお陰であります。
直近もインボイスの強化で下々まで10%を普及させましたので、インフレ抑制のブーストが掛かっております。
中央銀行の金利政策より遙かに効果大の消費税率?
じゃあ、日銀の利上げが本当に実施されたらどうなるのか?
国家は国債の利払いが増えるけど、日本国債の保有者の大半は国内だから金利が上昇した分だけ市中にその利息分が溢れます。
つまり、逆消費税ですわ。
御上の国庫に消費税で吸い上げられた分の幾らかが市中に環流されてくる。
国債残高も天文学的だから、金利上昇によるその利息も巨額なわけで、その経済効果はきっとすごいやろうな~。
国家財政破綻するって?
もともと国の借金は国民の借金といって憚らない財務省。
利息が市中に還元されるだけマシじゃない?
そうそう。
阪神タイガースがまさかの第一戦を勝利。
由伸を撃破するとは思わなんだわ。
でも、第二戦は真逆の展開。
アレのアレ、萌愛!