うなぎの西本(名古屋市東区山口町)
昭和5年創業。
1930年。
もうすぐ創業100年やね。
ずいぶんと老舗。
いつも誰かに連れてきてもらって、ご馳走になるというお店。
ありがたいことであります。
名古屋市内の鰻店だと、いば昇とこの西本がメジャーかな。
しら河やあつた蓬莱軒はひつまぶし専門のイメージやし。
まあ、愛知県内には他にもうなぎの名店がいっぱいあるよね。
その西本はテーブル席と座席があって。
壁際の二人座席へ案内される。
西本は「あんかけひつまぶし」が有名なんやけど。
ちもやんは食べたことがない。
ここは中詰丼をいっとこう。
うなぎとご飯が二段重ねになったうなぎ丼。
備長炭でパリッと焼かれたうなぎと、ご飯に挟まれて蒸されたうなぎが楽しめる。
この西本は老舗らしい建物の雰囲気や中庭が有名。
個室の奥座敷もあるそうな。
中庭のモミジが見える。
晩秋にはこの中庭も赤や黄に紅葉しているんだろうな。
ここはノンアルコールのビールで。
まだ昼間だし、胃内視鏡の生検結果もまだだし、耳の調子もまだよくないし。
まだまだまだのまだ尽くしやな。
まずは肝焼きの登場。
炭焼きでパリッと焼き上がった肝焼き。
ウンマイじゃないの。
ニガイはウマイ。
ビールの気分でノンアルビールをキュッと。
最近のノンアルビールはそれなりにウマいからね。
メーカーの企業努力に感謝ですね。
うざくが続いて登場。
きゅうりとうなぎの酢の物。
このご時世にうなぎを酢の物にしちゃうなんて。
なんか、とんでもなく贅沢な一品に感じる。
いい匂いですな。
たまらん。
いただきます。
関東式のように蒸さないうなぎ。
備長炭で表面が香ばしく焼き上がったうなぎ丼。
ザクッとパリッとフンワリで萌愛。
この中詰丼たるや、食べていくと、ご飯の下からも埋もれたうなぎが出てくる。
もう、うなぎ三昧。
ちょっと黴臭を感じる部位があるのもうなぎらしい。
どうしてもたまにあるよね。
こればっかりはうなぎの特性だから仕方がない。
そんなときは山椒をパラパラと。
中詰丼は、ご飯少なめのうなぎ多めというバランス。
価格以上にうなぎを堪能した気分。
ご馳走様でした。