短期出張者の甲府駅周辺のおいしい食事処をご紹介
雨三屋
JR甲府駅に到着するとすっかり暗くなっていました。
甲府城跡地の敷地内にあるという「城のホテル」にチェックイン。
急いでコロナの自粛要請で飲食店が閉店しないうちに繁華街へ向かいます。
南口にヨドバシカメラがズドーンとオープンしていました。
前回、甲府へ来たときはなかったのにな~。
もともと何があったっけ?
県庁前から丸の内の方へ歩いていきます。
JR甲府駅からものの数分。
雨三屋というもつ焼きのお店へ。
入店時にコロナ対策で消毒と体温チェックだけでなく、入店記録用紙への連絡先の記入も協力要請されます。
こればっかりはお互い様なので素直に携帯電話の番号を記載します。
それにしてもこういうのをちゃんとしている山梨県民は民度が高いな。
カウンター席は厨房との間にビニールシートがちゃんと吊り下げられています。
お陰様で、このカウンター席で遠慮がちに生ビールで「プハ~ッ!」です。
レアに炙ったレバ刺しとコブクロとミミガー。
このちょっとずつというのがいいね。
ネギもたっぷり。
先客は一組だけだったけど、立て続けに来客が訪れてきました。
長居するのもなんなので、生ビール2杯で速やかに退店。
精算してびっくりした。
2,000円でお釣りがある。
めっちゃ安いやん!
ご馳走様でした。
龍泉食堂
ホテルへ戻りがてら散歩します。
甲府駅の北口の方へ行ってみます。
すると、闇夜に第一龍泉食堂の看板が煌々としています。
みそラーメンの赤いネオン看板も気になる。
ちょっと入りにくいな雰囲気?
えいやと入店。
店内は昭和レトロ感が溢れまくり。
こちらでも入店管理簿に連絡先を記入。
山梨県グリーンゾーン推進課か。
ちゃんとしているね。
けっこうお客さんが入っている。
空いている手前のカウンター席へ。
目の前には無造作に焼酎やらウイスキーの瓶。
勿論、勝手に飲んだりはしないけどさ。
みそラーメンを注文。
店内はおじさんのお一人様だらけで、みんなお酒を呑んでます。
奥に小さなテレビもあって、別に観るともなく、ね。
わかる、この店の雰囲気でゆっくりとお酒を呑みたい気持ち。
たっぷりのニラとモヤシ。
ミンチ肉と人参がちょっと見える。
いただきます。
アッチー!
めっちゃ熱々やん!
ニンニクの香りが漂うピリ辛のみそラーメン。
典型的なクラシックタイプ。
麺にけっこう強いコシがあっていいね。
アツアツだったけど、油分の少ないスープなので高温状態はすぐに収まってくる。
だんだん食べるスピードがアップします。
店内のテレビはどうやら吉本新喜劇らしい。
「え?夜の放送なん?」
土曜の昼が定番の身としては一瞬だけ違和感を覚えるが、今のシチューエーションには合っているなとすぐに思い直す。
子供の頃、土曜は午前だけ授業があって、帰宅してからの昼食。
お好み焼きとか食べながら、吉本新喜劇を観るとはなしに観ているの。
食べ終わったらダッシュで友達の家へ。
なんかそんなことを思い出す。
龍泉食堂マジックやな。
煙草のニオイがするなと思ったら、大将が新喜劇を観ながら休憩中でした。
みそラーメンを食べ終わったおじさんがそんな大将にホルモン焼きを注文。
そのおじさんは今からまた吞み直すようです。
ラーメンを食べ終わってから腰を落ち着けてゆっくりできる龍泉食堂。
いいですね。
看板に第一龍泉食堂とあったけど、第二や第三の龍泉食堂もあるんかな?
ご馳走様でした。
甲府城跡(舞鶴城公園)
おはようござます。
まずは、甲府駅南口の信玄公に朝のご挨拶。
朝の散歩がてら甲府城跡を散策。
大きな城門を通り抜けます。
階段を登っていきます。
奥に見える石垣がかつての天守閣があったところでしょうか。
天守閣があった天守台ですね。
キレイな芝生で、甲府城跡のずっと向こうまで舞鶴公園になっています。
天守閣のない城跡でも充分な高さを感じます。
こうやって見ると、城壁は守る為の壁でもあるけど、土台でもありますね。
ずっと奥に見える塔のような焼却炉のようなもの。
これ。
謝恩碑というらしい。
度重なる大水害で苦しむ県民への明治天皇からの御下賜に対する謝意と恩を後世にまで伝わるよう謝恩碑として建設されたものだそうです。
さて、朝食に行こう。
丸政そば 甲府北口店
甲府駅北口にある立ち食いそばのお店です。
昨晩、みそラーメンを食べた龍泉食堂の向かい側です。
日中の龍泉食堂はこんな感じでした。
そして、道路を挟んだ向かいにあるのが丸政そばです。
店内は、立ち食いのカウンターとテーブル席と両方あります。
好きな揚げ物等をセルフでとって、そばやうどんを注文して、お会計です。
丸亀製麺なんかと同じスタイルやね。
メニュー表はこんな感じ。
温かい麺の大盛は無料ですって。
そばとうどんの他に「黄そば」というのも選べるらしい。
食べてないからわからんけど、関西でたまにある「きぃそば」のことやと思う。
うどんつゆに中華そばの組み合わせのやつ。
惣菜カウンターで目を引いたのは豚バラ軟骨天(税込120円)の存在。
思わず「デカっ!安っ!」ですわ。
なんだか沖縄そばみたいと思いながら大きな豚バラ軟骨天を取り皿へ。
あと、おすすめらしいので、山賊揚げのハーフ(税込100円)をチョイス。
山賊揚げって、鶏のから揚げのことみたい。
「山賊=身ぐるみを剥ぐ(とりあげる)=から揚げ(鶏揚げる)」
みたいなことらしい。
ホンマかどうかしらんけど。
最後にかけそば(税込330円)を注文してお会計。
合計550円でした~。(※2021年7月現在)
お会計をしているとすぐに出てくるので、かけそばを受け取ってカウンターへ。
いただきます。
まずは、そばやね。
そばが気持ち太いです。
そんでチョイ短め。
ズゾッとモグモグと食べる。
つゆは甘めやね。
豚バラ軟骨天をガブリ。
もっとコリコリしているかと思いきや、コラーゲン感たっぷりこってり。
もう軟骨はプルプルの状態で、モチャッとモッチリと何かが濃厚。
脂も感じるけど、濃厚なのはコラーゲンやろうな。
山賊揚げはカリカリの衣にしっかり味が付いたタイプ。
ニンニク醤油か、それとも店の麺つゆかな?
それにしても山賊揚げをハーフにしたのは英断やった。
ここの揚げ物はすべてデカい気がする。
豚バラ軟骨天と山賊揚げではオフェンスに偏り過ぎていたかも。
どちらかを紅生姜天にすればバランスがよかったかもしれんと思いつつ。
ご馳走様でした。
小作 甲府駅前店
日中の用事を済ませ、ホテルへ戻りながら夕食へ向かいます。
甲府でうなぎの老舗の黒駒楼に行ってみます。
チャーシュー麺で有名な蓬莱軒本店の近くです。
がびーん!
入り口に本日のうなぎは終了しましたとの立て札。
え~、まだ夕方なのに~。
満員御礼ってやつですね。
というわけで、うなぎは諦めて、昔から甲府出張時に恒例のいつもの店へ。
小作 甲府駅前店。
はい、いつものお店です。
初訪問は20代で最前線で仕事をしていた20年くらい前かな。
その頃もすでに老舗っぽい感じがする店の雰囲気でした。
当時の給料ではちょっと高いお店でした。
さくらんぼの漬物を食べたのをよく憶えている。
メニュー表の中で一番安かったんよね。
ほうとうだけの注文というのも何だったし。
初めて食べたけどおいしかったな、さくらんぼのしば漬。
というか、ここでした食べたことがないけどね。
ここのほうとうは超ボリューミーやねん。
思わず和製英語が出てしまうくらい。
具材も麺も超多いで。
あれこれ一品料理を注文すると、ここのほうとうは絶対に一人では食べきれまへん。
だもんで、焼き鳥のぼんじりと生ビールでまずは軽くお疲れさん。
年を重ねるとタレより塩になるのは何故でしょう?
まだ頑なにタレなのはうなぎくらいかもしれん。
白焼きのうな重とかちょっと想像できひんもんね。
いただきます。
ぼんじりが二本。
すぐに取って噛むとジュワッと熱々の脂が溢れ出ます。
しっかりちゃんと焦げが香ばしい。
ビールがたまらんウマい。
いつもは「茸ほうとう」で、たぶん、これが一番のオススメ。
ものっすごい沢山のキノコが入っています。
しかも、めっちゃいろんな種類。
キノコ好きなら絶対に「茸ほうとう」がいいよ。
カボチャやジャガイモなど、合わせてとんでもない具材の量になりますが・・・。
今回は小作のカレーほうとうを初体験。
以前、甲府駅の売店でお土産のカレーほうとうを買って帰り、試しに家で食べてみたらおいしかったこともあり。
熱いからお気を付けくださいとのアナウンスとともにやってきました。
鉄鍋の器からグツグツと溢れんばかりのカレーほうとう。
麺少なめというか、ほうとう少なめでもこのボリューム。
これね、下の方に里芋やらジャガイモやらカボチャやら、しこたま入ってますから。
温玉が入っているね。
カレーに玉子って、ちゃんとポイントを押さえてはる。
ご飯が欲しくなるわ~とか今思った人。
フードファイターでもない限り、無理です。
常人はこの「ほうとう」をやっつけるだけでお腹いっぱいやで~。
デカい具材も下にゴロゴロ沈んでますからね。
ムッチムチのモッチモチのほうとう。
ほうとうを下茹でせず、鍋にそのままぶち込んで煮込んでいる。
熱々も熱々のほうとうがカレーまみれで萌愛すぎる。
それをモグモグと飲み込むと、胃にポッと熱さが染み渡る。
そして、カレーも染み渡る。
おそらく「ほうとう」でとろみの付いたカレースープ。
いろんな具材のエキスが染みててウマし。
もうちょっと辛くてスパイシーな方がいいけど、このくらいの辛さの方が具材の野菜の甘さが引き立つのかもしれません。
今回のカレーほうとうは少なめ。
気持ちに余裕を持って食べきることができました。
ご馳走様でした。