出町ふたば(京都-出町柳)
出町柳ふたばじゃなくて出町ふたば。
京阪電車の京都側の終点である出町柳駅からすぐ。
和菓子の老舗店。
こうやって本店で並んで買うのはめっちゃ久しぶりやわ。
普段は京都駅ビルの伊勢丹や高島屋とかで購入しているんよね。
長男坊が生まれたのが京都の病院やったんで、その頃に入院していた奥さんに手土産で何度か持参して一緒に病室で食べて以来かな。
11~12年ぶりくらいか?
結局、普通の豆大福が一番おいしいと分かっているんやけどね。
理由を付けては季節限定品とかも買っちゃうパターン。
すぐに食べる分と自宅のお土産の分とを購入。
出町柳駅の方へ戻りつつ、途中の鴨川の河原へ。
かつての鯖街道口を知らせる石碑がある。
わざわざ是より洛中って。
もうやらしいわ~京都人。
ほんまにそういうとこやで~。
一応、現役中の手押しポンプみたい。
スーツ着用やし、不審者に思われるのもイヤやから水が出るかどうかは未確認。
ええ天気やわ。
ちもやんが学生時代の京都なら12月はもう寒くてかなわんかった記憶やけど。
さすが地球温暖化。
看板商品の赤えんどう豆とこし餡の名代豆餅。
本よもぎと丹波栗。
それと赤飯。
あとは、今から食べようと思っている小分けのやつが3つ。
いただきます。
まずは豆餅の上位版らしい黒豆大福。
丹波黒豆の豆粒が大きいから豆感があるかな。
あと、中はつぶ餡やね。
これを食べると看板商品の名代豆餅の絶妙なバランスと完成度のすごさがわかる。
こっちの方が高いんやけどね。
こちらは白大豆。
さっきの丹波黒豆のような豆感の主張がない。
中は意外なことにサツマイモの芋餡。
初めて食べたかも。
京都水尾の柚子が練り込まれた柚子もち。
季節限定で冬至もちというらしい。
中はつぶ餡やね。
思ったよりもかなり柚子感があるわ。
3つ目ということもあって清涼感のほのかな苦みがいいな。
なんやろう?
どれもかすかな塩味と甘すぎない餡のバランスがいいんよね。
それと余計なのものが本当に何も入っていないんやろうな、きっと。
その足し算と引き算の究極の解が看板商品の名代豆餅なんやろうね。
今度は思い切って裏メニューの餡なしの豆餅も注文してみようかな。
もっと食べられそうな気もする。
でも、ひとまずはご馳走様でした。
京阪電車に乗って四条駅へ移動。
今は祇園四条駅やな。
京都南座へ。
吉例顔見世興業。
松竹株主優待での観覧席。
今日のは演劇じゃなく歌舞伎。
昔の建築仕様だから座席が小さくて狭いのよ。
そのレトロ感が趣があるのかもしれん。
案の定、幾度か観劇するも歌舞伎はまったくわからない。
比較的理解できそうな最初の義経千本桜ですらちっともわからん。
次の龍虎というミュージカルが混じったような歌舞伎の方はもっと理解できず。
古典芸能なのが問題なのではなく、正直、どこが面白いのかなと思う。
もっと抜本的な改革が必要な気がするなあ。
せめて相撲界やプロレス界のような実力主義の新規参入は必要なんじゃないかと。
外国人力士をとやかく批判する時代もあったけど、それがあって今がある。
一方の歌舞伎界は血縁や家格の格付けなど、端的に実力主義じゃないのが問題。
これが一番まずいし、今の歌舞伎界の最大の問題やろな。
このまま出雲阿国の再来がないと歌舞伎界に未来はない気がする。
幕間で出町ふたばで購入した持ち帰り分を開けちゃった。
あとで食べようと名代豆餅と丹波栗を一つずつ取り出す。
鴨川の河川敷で食べ終わった個包装のプラケースにお引っ越し。
このあとのMOVIX京都で映画を観る前に食べようかなと。
眠気と格闘しながら歌舞伎の観劇を終えて京都南座をあとにする。
歌舞伎、さっぱりわからんかった。
それにしても理解できないなりにもうちょっと面白くてもいいと思うが。
別に理解できなくても面白いものって世の中にはいっぱいあるわけだし。
まあ、自分も年寄りになったら歌舞伎にハマるのかもしれんけど。
さて、次はMOVIX京都へ移動。
いただきます。
やっぱり、看板商品の豆大福こと名代豆餅がとっても萌愛。
未だにこれよりおいしい豆餅に出会ったことがない。
こっちは丹波栗の大福餅。
こし餡の餅に丹波栗をトッピングしてのきな粉。
ご馳走様でした。
次に本店へ行ったときは餡なし豆餅を忘れずに注文しよう。
さてさてさーて、腹ごしらえも済んだことだし、映画を観て帰ろうっと。
ちなみにこちらは栗赤飯。
出町ふたばさんには終日でお世話になりました。
ご馳走様でした。