2021年10月も映画館へ全員集合 ※ネタバレあり
護られなかった者たちへ
自然災害の代表でる大震災とセーフティーネットである生活保護の諸問題に紐付けられた連続殺人事件。
しかも、ガムテープやロープで身動きできないよう拘束後に放置して餓死させるという想像するだに恐ろしいもの。
佐藤健は寡黙で無口な青年役だったら、剣心より今回の配役の方がいいね。
彼の口元や目力の演技が活きる。
同じく、寡黙で無口な刑事役は阿部寛。
朴訥な青年と刑事が、震災後に設営された高い堤防を一緒に歩いて乗り越えた砂浜で、言葉足らずながらゆっくりと語り合うシーン。
黄色いパーカーの話。
劇場内に響き渡るすすり泣き。
そして、G-SHOCKのアラーム。
そら泣くわ。
それにしても震災と津波を耐え抜くG-SHOCKはやはりスゲーな。
G-SHOCKが大切な人の忘れ形見というのは実話ですごい残っていそう。
アカン、泣きそうになってきた。
あと、1%の不埒な生活保護の不正受給者の千原せいじがハマりすぎ。
この配役に吉本芸人をあてるというセンスがいいね!
「すべての国民は健康で文化的な最低限度の生活を営む権利を有する」
この最低限度の生活を営むにあたっての生活費を、すべての国民へ毎月ないしは隔月で所得再分配すればいろいろと話は早いハズなんだけどね。
その為のマイナンバーカードであったり、健康保険制度や年金との一元化にもなる。
すべての国民に所得再分配した分は、年間所得からの徴税で帳尻合わせをすればいい。
医療費やら各種行政サービスまでも免除される働いたモン負けみたいな今の生活保護は廃止して、その生活費でそれらの各種の受益者負担分もちゃんと支払ってもらう。
最低限度の生活以上を望むなら、できる仕事で働けばいい。
そして、得た所得に応じて納税すればいい。
なんとなく年金は納付してこなかった。
それでもこれまでは隣近所とのお付き合いで飢えることはなかった。
畑や漁の収穫物の分配やら地域の支え合いにより、現金がなくても何とかなった。
でも、災害でその地域やコミュニティが崩壊すると、立ちゆかなくなる。
それこそ倍賞美津子さんが演じるケイさんのようにたちまち飢える。
昨今は、超高齢化と過疎で災害がなくても崩壊している地域やコミュニティもそこかしこだし、政策による移住とセットのセーフティネットは必要不可欠じゃないかな。
その方が結果的に行政コストも軽減されるだろうしね。
何よりも、最低限度の生活を営むにあたっての生活費をすべての国民に所得再分配する仕組みにより、中央だけでなく地方自治体も含め、議員定数の大幅削減ができる。
当然ながら公務員総数の大幅削減も可能でしょう。
だって、すべての国民へ最低限度の生活を営むにあたっての所得再分配という政治の大半の役割が解決しているんやから。
工場でもなんでもそう。
まともなシステムや仕組みがあれば人員は削減できるんだから。
ヒューマンエラーとコストにしかならん議員なんて大量にいらんわ。
あとは、決められた税制の中でズルをする連中を取り締まる徴税を強化すればいい。
既存の公務員を削減した分、介護に従事する職員の公務員化を進めればいい。
ずっと昔の公務員がそうだったように収入は少ないが安定しているという業界にしていく方が介護を受ける側の国民だって安心だしね。
まあ、そう簡単にはいかないよね。
分配する役割こそがオイシイ利権やからね。
コロナ禍の初期に国民へ分配したアベノマスクと揶揄された妙に小さいマスク。
あんなもんにどんだけ予算が投じられ、業者や関係者がどんだけ中抜きしていたか。
弱者救済をお題目に不平等分配をするドサクサでピンハネするんやからね。
その所得再分配を超簡素化するという政党も議員も出てこんわな~。
話が逸れてしまった。
それにしても。
永山瑛太と緒方直人を撃破し、さらには吉岡秀隆も寸前まで。
新進気鋭の清原果耶のジャイアントキリングっぷり。
やるな~。
現在と過去のシーンの切り替わりが途中からちょっと不親切だったかな。
でも、「えっ?今どっち?」という感じで、シーンに集中する効果もあったけどね。
CUBE 一度入ったら、最後
日本版のリメイク。
登場人物が少ないから役者は豪華やね。
ずっと密室だから通行人とかのエキストラすら不在やもんね。
冒頭の時生なんて一言のセリフもないままの死にっぷりと死体っぷり。
おみごとな死体っぷりなんてリターンズもあるでよ。
CUBEの存在理由や細かい設定にはまったく一切触れず。
舞台設定の謎を解明する気もさらさらない。
登場人物のキャラ設定の描写も中途半端で断片的なもの。
むしろ、この回想シーンいらんかもくらい。
でも、こういう映画でそんなことに時間を掛けてもしゃーないだろうし。
理不尽な密室の環境下での緊迫感やイライラ感で押し通すのはありでしょう。
命の危機にオタオタして周囲の足を引っ張るヤツとか、限られた選択肢の中を批判や文句で場の空気を乱すヤツとか。
観た後に感動やら余韻は少ないけど、観ている間はけっこう楽しめたかな。
終始、密室の集団の中で杏の体格の良さが目立ってたな。
あとがき
今月は映画どころじゃないくらい忙しかったな。
映画館まで観に行けたのは2本だけでした。
ファイザーの新型コロナワクチン接種の2回目終了。
1回目の副作用は、注射した方の腕が上がらなくなったけど、発熱等は特になし。
2回目の副作用は、筋肉痛と関節痛で数日間も苦しんだな。
特に背中の筋肉がバッキバキに硬直して大変やったわ。
スーパー銭湯の電気風呂で背中を強制的にほぐしに行ったくらい。
すぎやまこういち御大がお亡くなりになりました。
ドラクエで有名ですが、帰ってきたウルトラマンやJRAのファンファーレとか。
偉大な人でした。
甲子園のレジェンドの松坂大輔と斎藤佑樹もついに引退。
そして、ヤクルトとオリックスのどちらも前年最下位からの優勝。
さらには新庄剛志の日ハム監督就任。
萌愛の阪神は惜しかったな。