マルシン飯店(京都市東区)天津飯と熟成豚肉餃子

マルシン飯店を目指して三条駅東山駅を歩く

マルシン飯店

京阪の三条駅からも歩いて行けるけど、地下鉄東西線東山駅の方が近いです。
最近、京都の天津飯で有名なお店。

地下鉄東西線が開通する前の路面電車だった頃。
つまり、ちもやんが学生だった頃、マルシン飯店は今みたいな感じの有名店ではなかったけどね。

マルシンと(から揚げで有名な)唐子ラーメンのどっちにする?
みたいな感じでした。

普通に夜遅くまでやっている町中華の記憶やな。
今も店内は町中華そのものだけどね。

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マルシン飯店

気が付いたらマスコミに取り上げられるようになって、いつの間にかなんや天津飯で有名店になっていたというか。
まあ、ずいぶんと行列店になっちまって。

確かにマルシン飯店の天津飯はおいしい。
定期的に食べたくなる。

ウリを明確にするというか、突出することがいかに重要かやね。
店主の料理の腕前もさることながら、経営戦略も上手だったんやろうね。

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マルシン飯店のレトロなショーケース

昼時を過ぎていたので並ばずに入れました。
こんなに暑いと並んでられんからね、ヨカッタ。

メニューはこんな感じ。

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マルシン飯店のメニューの一部

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マルシン飯店のメニューの一部

楽しみにしていた「GYO-SEN」という数量限定の餃子専用ビール。
本日分はもうSOLD-OUTでした。
売り切れ御免で残念無念。

熟成豚肉餃子と天津飯をオーダー。
ビールの大ビンもね。

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マルシン飯店-酢こしょうのススメ

壁紙には酢こしょうのススメ。
熟成豚肉餃子には肉の旨味が引き立つコレらしい。
お酢にたーっぷりのこしょう。

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マルシン飯店-餃子醤(ギョウザジャン)

究極の味変とある。
「ウマイ!が極ウマになる!!」
らしい。
未だ試したことなし。

壁紙を観察していると、やってきました天津飯と熟成豚肉餃子。

ババーン!

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マルシン飯店-天津飯(税込750円)熟成豚肉餃子(税込420円)※2021年7月現在

ここの天津飯は餡にかき玉よりもっとヒラヒラの玉子が混じり合ってる。
薄焼きの玉子焼きにあんかけをかけるタイプの天津飯ではありませぬ。

薄細切りの人参と青ネギが入ったフワトロな天津。
たぶん、あんかけの中で仕上げているんやろね。
天津飯の差別化ってやつですな。

いただきます。

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マルシン飯店-天津飯

もう、溢れてしまえと云わんばかりのあんかけ。
めっちゃ好感が持てます。

天津飯はこうでなくっちゃね。
ノーモア甘酢あんかけですよ。

ビールに熟成豚肉餃子も最高やで。
この餃子は熟成効果なのかいろいろと濃い。
なるほど餃子のタレはいらんな。
だから酢こしょうの推奨なのかと合点のいく濃厚さ。

最後は萌愛にガーッと天津飯をレンゲでかっこんで。
ご馳走様でした。

龍門本店と篠田屋

マルシン飯店の食後の運動で三条駅までの復路を歩きます。
途中、すぐに龍門本店があります。
ここも深夜どころか朝方まで営業しているよ。
人数がたくさんの方が楽しめる店です。

ここはオープンしてすぐに人気化し、岡崎動物園の近くとかに支店も増えてる。
マルシン飯店のような町中華ではなく、超本気の本格四川料理やねん。
開業当初から日本人向けではなく、本気の辛さを貫き通しているお店やで。
タイ米が不味いとか騒いでいた当時の日本人の狭いストライクゾーンを考えると、なかなか感慨深いものがありますね。

そんで、さらにすすむと、今も昔も変わりなくの篠田屋。
健在っぷりを確認できて一安心やわ、ホンマ。

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篠田屋(三条京阪駅

せっかくなので、立ち寄って食べて帰ろうかと一瞬頭をよぎるも断念。
ビールの大ビンに熟成豚肉餃子に天津飯の直後やからね。

篠田屋のメニュー表を眺めつつ、また会う日まで。

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篠田屋-メニュー表の一部

うん、一番人気の中華そばも捨てがたいけども。
やっぱり、皿盛やな!
再見!

浄土宗だん王

篠田屋の隣。
だん王と書いて「だんのう」と読む。

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浄土宗だん王

この細道の奥へ行くと、だん王法林寺(檀王法林寺)があります。
実は、一帯が門前町になっており、かつては寺社奉行の管轄やった区域やね。
このブロックの反対側には日本で初めてとされる夜間保育を開始しただん王保育園とかもあるよ。

右手を上げた黒い招き猫で有名。
霊験あらたかで右手を上げた黒い招き猫の模倣を禁じられた時代もあったそう。
なんでも華厳経で説かれる「主夜神」が由来で、夜を司り、盗難や火災といった厄災に御利益があるとのこと。

ん?
だん王法林寺という寺なのに主夜神(しゅやしん)という神様が奉られているのね。
実におもしろい。

中国には金色の招き猫が多いよね。
招き猫は色によって、霊力が異なるとされているみたい。

招き寄せる手がどちらかというのも霊力が異なるそう。
右手を上げる猫は、お金や財などの幸運を招くとされ、オスらしい。
左手を上げる猫は、商売繁盛や良縁などの人を招くとされ、メスらしい。

ちなみにここの本堂内は招き猫だらけですよ。
招き猫好きは、ぜひ、探訪あれ。

土下座の像(高山彦九郎

マルシン飯店への往復ツアーもゴールです。
かつての待ち合わせスポットの一つでもある例の土下座の像です。

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土下座の像(高山彦九郎

「17時に土下座の像の前な!」みたいな。
そんな時代がありました。(今も?)

今は路面電車の軌道も撤去され、地下鉄東西線へと埋設されたり、京阪バスのターミナルらへんも随分と整備されていることもあって、待ち合わせ場所の機能はなさそう。
だって、携帯が普及しているし、暑いし、寒いからね。

高山彦九郎さん、やらかして土下座しているわけではなく、当時の皇居である御所に向かって拝礼しているんやって。