野生肉料理専門 じびえーる(名古屋市中区-東桜)
ビルの地下へ「獣」や「鹿ランチ」と歩行者をジビエ料理に誘う立看板。
まんまと誘い込まれてしまいました。
階段を降りて行くと、「癖」と但書プレートを店舗前に掲げるお店がありました。
「癖が強い!!獣臭い!!」と思われがちだけどそうじゃないぞみたいな。
窓には野生動物が萌愛に描かれている。
隣の表記はフランス語やな。
たぶん。
鹿・猪・兎・熊・鴨・狐・栗鼠・雉の絵かな?
お店のラインナップっぽいね。
テーブル席は埋まってからカウンター席へ。
昼からワインのお客さんもいる。
ええな。
キレイでオサレな店内。
居酒屋のお通しや突き出しじゃないけれども。
こういうお店こそテーブルチャージやチップの習慣が必要なんじゃないかと思う。
あちこちがいちいち賃金の上がりにくい仕組みのニッポン。
鹿ランチメニューの最高価格帯の特製鹿フライプレートをいっとこう。
といっても1,200円というめっちゃ良心的な価格で恐縮やけど。
鹿肉の(盛り合せ)か(もも肉オンリー)はジビエっぽく(盛り合せ)をチョイス。
今の日本で獣肉というと、鶏・豚・牛あたりが一般でしょうか。
鶏肉(とりニク)、豚肉(ぶたニク)ときて、なぜ牛肉(うしニク)ではなないのか?
「どうして、うしニクじゃなくて、ギュウニクなの?」
という質問をしてきたのが保育園児の頃の次男坊である。
言われてみると、確かにそうやな。
でも、鶏肉は正しくはケイニクだし、馬肉はバニクで、魚肉はギョニク。
それでいうと、牛肉をギュウニクというのは違和感がない。
むしろ、仲間はずれなのは豚肉(ぶたニク)ということになる。
「どうして、トンニクじゃなくて、ぶたニクなの?」
というのが正しいのかもしれない。
だけど、豚骨(トンコツ)とか豚足(トンソク)というのもある。
どうやら豚肉(ぶたニク)がイレギュラーっぽい。
次男坊よ、日本語は難しいね。
ちなみに肉の音読みが(ニク)で、訓読みは(しし)だったりする。
だもんで、ミートくんの額の(にく)せいで(にく)が訓読みだと勘違いしている団塊ジュニア世代が相当数いるものと思われる。
ゆでたまご理論に思いを巡らせていると、特製鹿フライプレートのお時間です。
ワンプレートでやってきました。
鹿フライのもも肉、ハツ、パテ、レバーの盛り合せ。
断面の色合いの異なる種類があるのがわかる。
いただきます。
揚げたてを岩塩とか塩胡椒で食べる。
もも肉がめちゃうまい。
いかにも高タンパクそうな赤身で肉を噛み締めているという実感がある。
パテは色もそうだけどあっさりしている。
鹿肉のメンチカツといったところか。
ハツとレバーは苦手な人は一撃ノックダウンやろうな。
獣肉感というよりも血の滋養をしっかりと感じる。
この二つはマスターにオススメされたカレーパウダーで食べると食べやすいかも。
ホルモンとかレバーが苦手な人は絶対に(もも肉オンリー)がいいね。
鹿肉ということもあって、獣臭はまったくなかったわ。
ハツとレバーは部位特有の血の滋養はめっちゃ感じたけど。
ジビエ萌愛。
ご馳走様でした。