鶏ガラと昆布スープでキリッとした醤油のカドと酸味に沖縄そばみたいな極太ストレート麺の大阪の高井田系ラーメン

布施の高井田

中華そば 住吉

ちもやんの高井田系なるラーメンの初体験は麺屋7.5Hzやな。
社会人になってしばらくの2001年頃。

その独特でシンプルなスタイルと安さもあって、ちょこちょこ通うようになり、高井田系なるものを知り、他にもお店があるんだと。

布施駅の高井田系ツートップの住吉と光洋軒。
どっちが元祖やら本家とかはもういいっこなしで。

当時、布施駅は仕事で頻繁に訪れる主要駅の一つ。
商店街を抜けて、どちらにもよく通ったもんだ。

中華そば 住吉

老舗感というか下町感たっぷりの店舗。
裏手側へ吹き抜けになっているから余計にね。

妙に高い椅子に座って、ワンタンメンをオーダー。
よくしゃべる女性二人で切り盛りしている。

中華そば 住吉のワンタンメン(税込850円)※2022年5月現在

高井田系のワンタン入りは初めてかもしれん。
いただきます。

黒い。
清く正しく醤油からい。
酸味もギャーン。

中華そば 住吉

沖縄そばにガシッとコシを加えたような極太ストレート麺。
ワシワシと噛み締めつつ、ズズズッと追いスープをすするといい感じ。

中華そば 住吉のワンタン

具が少なめのミチッとしたワンタン。
けっこう入っている。

ザク切りのネギにカスカスのチャーシュー。
ちもやんが最初に食べた麺屋7.5Hzもこの住吉とほぼ同じスタイル。
同じといってもいいくらい。

中華そば 光洋軒

商店街から交差点を渡ると住吉があって、光洋軒はその数件先にある。
ぜんぜん見える距離にあって、どちらも「並」なら量的に連食も余裕やな。

中華そば 光洋軒

光洋軒は、住吉と違ってエアコンを感じる店内。
彼氏彼女のペアの場合、どちらか一方で高井田系を食べるなら、こっちかな。
店内のレトロ感も抑えめ。
というか、住吉の昭和度が高すぎるだけやけど。

光洋軒のメニュー(2022年5月現在)

光洋軒には住吉にあったワンタン系はナシ。
そして、店内の二酸化炭素濃度を測定してくれているのがなんとも萌愛である。
一酸化炭素の濃度じゃなんですね。

中華そばを注文。
支払いはカウンター席に置いてあるトレイへ。
お釣りがあればトレイにそっと置いてくれます。

並が600円。
確か、20年前の高井田系の並はどこも450円だったように記憶している。
消費税が倍になっていることを考えると、今でも十分に安いけどね。

中華そば 光洋軒の並(税込600円)※2022年5月現在

住吉や麺屋7.5Hzと比較すると、光洋軒の方が一般的な中華そばのスタイルに近い。
メンマもちょっと入っているし、麺もそこまで極太ではない。
チャーシューは同系だが、ネギのスタイルも違う。
まあ、高井田系のなかでも住吉と麺屋7.5Hzが似すぎなだけやけど。

いただきます。

中華そば 光洋軒

鶏ガラに昆布で醤油の塩味と酸味がギャーンは高井田系そのもの。
住吉ほどじゃないけど醤油が前面に出ている。
そんでもって、スープにちょっと甘味を感じる。
全体的に住吉をマイルドにした印象やな。

高井田系を食べたぞ!」
という気持ちになるのは圧倒的に住吉かな。
味の好みはともかく。

ご馳走様でした。

実は、住吉と光洋軒を連食したのは初めてやな。
でも、全国屈指のお客さんの連食率の高い組み合わせやと思われる。
京都駅の新福菜館第一旭とか、愛媛県松山市のことりとアサヒと同レベルやな。

いずれの店も料金と量が程々で至近距離にある。
いや、新福菜館第一旭の二杯は量的にかなり厳しいか?

ことりとアサヒの萌愛な鍋焼きうどんを思い出してしまったよ。
たぶん、どっちも大人になってから食べてないな~。

あのアルミの鍋とアルミのレン甘い甘い鍋焼きうどん。
ぜひとも死ぬまでには連食したいものである。

連食萌愛。