うさみ亭マツバヤ(大阪市中央区南船場)
大阪の本町と心斎橋の南船場にあるお店。
その昔は問屋街の商業地で賑わっていたところですね。
今からもう20年前の2002年頃の話。
近くの博労町マンションだが雑居ビルにベトナムの大阪領事館があってね。
その当時はベトナムに入国するのにまだビザ申請が必要な時代で。
うさみ亭マツバヤにはそのベトナム領事館のついでに何度か立ち寄ったもんやね。
せやから20年ぶりくらいかも。
創業120年以上やって。
すごいな~。
店先にチャリが駐輪されとります。
チャリで食べにやってくるお客さんたち。
入店するとすぐに入口の番台に座っているおじいさんに驚かされます。
ここでお会計をするらしい。
さっきの番台といい店内の記憶はないなあ。
でも、子供の頃の懐かしい記憶が喚起されそうな店内の雰囲気。
メニューがいろいろあって迷うな。
まあ、そうそう来る機会もないからね。
看板メニューのおじやうどんにしとこう。
ほどなくやってきました。
四角い鉄鍋のおじやうどん。
めっちゃ熱いから気を付けや~。
運んできたお母さんに注意される。
めっちゃ四角い。
紅生姜が大阪っぽい。
玉子にきざみ揚げにカマボコに穴子にしいたけ。
そんでネギ。
萌愛。
いただきます。
もっちりむっちりのやわめのうどん。
そこまでやわやわのうどんではない。
熱々やからフーフーしながらズルズルと。
おじやうどんだけあって、うどんは明らかに少なめ。
ご飯との合わせ技で炭水化物は一人前といったところか。
具材のなかでは予想とおり、甘く煮染めた椎茸がめっちゃウマし。
この椎茸を多めに入れて欲しいけど、店側からすると、単価の高い具材やろうね。
おじやうどんのおじやの部分。
出汁の色は濃いめでちょっと甘いけどそこまでは甘くない。
おじやで煮込まれているからかちょっと濁っているね。
このおじやバージョンのときに紅生姜がその威力を発揮してくる。
結局、おじやで出汁も完食。
四角い鉄鍋だけが残りましたとさ。
ご馳走様でした。
出入口のすぐ横の番台に鎮座するおじいさんにお勘定をお支払い。
次回は元祖きつねうどんやな。