うどん&スパゲティ IN 京都

鍋焼うどんナポリタン

冨美家 錦店

冨美家 本店

本店は定休日みたい。
すぐ近くの錦店へ。
錦市場商店街のとこ。

冨美家 錦店

ちょうど開店と同時の入店となりました。

冨美家 錦店 メニュー表の一部

ここは看板メニューの冨美家鍋(鍋焼うどん)をいっとこう。
せっかくやし、かやくご飯のセットで。
何年振りか忘れたけど、めっちゃ久しぶりかも。

冨美家の鍋焼きうどん

配膳時に鍋焼きうどんの土鍋の蓋を取ってくれます。
まだまだグツグツと煮えたぎって湯気もボワーンの状態。

冨美家の鍋焼きうどん(税込792円)※2022年4月現在

きつね色に焼けたお餅が二個も入っているのである。
あとは、蒲鉾と麩に椎茸。
そんでもって、海老天と月見。

冨美屋鍋とかやくご飯のセット(税込1,056円)※2022年4月現在

いただきます。

グツグツと湯気が収まったとはいえ、まだまだどう見ても熱々やで。
フーフーしながらお出汁をすするとジンワリと甘い。

月見は出汁が濁るのを回避すべく少し固まるまで放置。

おうどんはやわやわ。
ハフハフしながらすする。

焼き餅にも出汁が染みて香ばしさと相まってウマし。
二個あるのがうれしい。

天ぷらは例の厚ぼったい衣。
海老がスポッと抜けて衣だけになるヤツ。
こういうところに京都らしいというか京都の本質を感じる。
でも、それがいいねん。
その衣に甘めの出汁が染みてモロモロになったのがウマし。

麩もちゃんとしている。
食べたらわかる。
テキトーな麩じゃない。
これまた出汁が染みてウマし。

具材の中でも驚愕したのが椎茸。
やや肉厚の椎茸を噛み締めてびっくり。
煮付椎茸が熱々の甘めのお出汁と相まって、これがもうね、萌愛なウマさ。
これが京都の冨美家鍋(鍋焼きうどん)らしさを一番感じる逸品かも。

ここでかやくご飯のターン。

冨美家の季節のかやくご飯(税込264円)※2022年4月現在

めっちゃ具沢山なかやくご飯。
ご飯より季節の具材の方が多いんじゃないかというくらい。

ジャパニーズ香草こと三つ葉ごと頬張る。
旨味調味料を感じないジンワリとしたおいしさ。
こういう攻撃的じゃないおいしさは安心感があっていい。

鍋焼きうどんにも戻って、少し固まってきた月見にうどんをからめて味わう。
土鍋がけっこうズドーンと深くて、よく見知っている土鍋の形じゃない。
それもあってか出汁もたっぷりで最後まで熱々の鍋焼きうどん。

最後はべったら漬で残りのかやくご飯を味わうべし。

冨美家 錦店

ご馳走様でした。

前田珈琲 室町本店

なんやかんやを終え、喉が渇いてコーヒーブレイク。
烏丸蛸薬師橋弁慶山町の前田珈琲の室町本店へ。
けっこう広いお店。

烏丸蛸薬師橋弁慶山町の前田珈琲室町本店

アイスコーヒーが旨い都市の第一位は京都やな。
ちもやんの独断と主観やけど。

この前田珈琲のほか、からふね屋珈琲とか小川珈琲とかイノダコーヒとかね。
いずれの店もアイスコーヒーが旨いんだこれが。
盆地ならではのクソ暑さもあってのアイスコーヒーの味わいかも。

京都のアイスコーヒーにハマって、学生時分にからふね屋珈琲でバイトしたくらい。
いわゆる水出しのダッチコーヒーで、ポタポタと水滴を垂らしながら、半日とか一晩かけて抽出する感じのやつ。

美味しんぼの山岡さんも言ってたしね。
ダッチコーヒーが究極の珈琲やって。

というわけで、前田珈琲のアイスコーヒー。

前田珈琲のアイスコーヒー

と、ミニナポリタン。

前田珈琲のミニナポリタン

つい、頼んじまったナポリタン。
でも、ミニやで。

昼に冨美家の鍋焼きうどんを食べたというのにね。
しかも、季節のかやくご飯のセットも。

前田珈琲のメニュー表の一部

メニュー表を眺めていたら、ホント、つい。

前田珈琲のミニナポリタン(粉チーズ)

ミニナポリタンの場合は、最初から粉チーズが掛かっての提供。
粉チーズが掛かっていないナポリタンの味わいも好きなんやけどな。

イノダコーヒより相伝ナポリタン。
太麺のちょっとオイリーなナポリタンで酸味は控えめ。
禍々しいケチャップ味というよりバターの甘さが特徴のナポリタンかな。

このナポリタンは団塊ジュニア以降の世代の心に響いているのだろうか?
スパゲティではなく、パスタの時代に生き残れるのか心配やわ~。
ナポリタンって、調理中の炒め音がワクワクするランキング上位なんやけどな。

最近は、トマトの酸味ならポモドーロとか、上位互換がいっぱいの時代やしね。
そういや、同朋のミートソースもボロネーゼに追いやられている感があるな。
全国の喫茶店にはナポリタンの普及活動をがんばってほしいものです。

あ~、アイスコーヒーがウマし。
やっぱ、アイスコーヒーは京都やな。

ご馳走様でした。