麺つるりとらーめん熊五郎と磯八の思い出(新大阪駅)

しばれる寒さの新大阪ノスタルジー

麺つるり

局地的にゲリラ豪雪の様相の日本列島。
今朝の新幹線も関ケ原米原あたりは徐行運転です。

京都駅でもまだけっこう雪が降っている。

雪の京都駅

京都を過ぎるとどうやら雪は降っていないね。
でも、新大阪へ到着すると雪は降ってないけど寒い寒い。
このままではアカンと温まれるものを探すもまだ開店している店が少ない。

麺つるり

 

フードコートみたなところに氷見うどんのお店がありました。
せやけど字面がとっても寒そうですやん。

メニュー表を眺めていたら朝食セットとかあるけどなんか違うねん。
すると期間限定でこんな朝にうってつけのがあるやん。

きのこ卵とじあんかけうどん

寒いときは熱々トロトロの餡かけに限るで~。
きのこと卵とじに身体が温まる生姜とたっぷりのネギ。

氷見うどんの麺つるり(新大阪駅

かきたま風の卵とじがフワフワやん。
いただきます。

麺つるりのきのこ卵とじあんかけうどん

熱々あんかけのつるつるうどん。
ちょっと細いツヤツヤうどん。
そして、なんしかつるつるで萌愛。

五島うどんみたい。
椿油を抜いた五島うどん

ご馳走様でした。

磯八

所用を済ませて新大阪駅へ舞い戻る。
お腹が減っている。
空腹を満たすべく新大阪の構内をうろうろ探索していると懐かしいお店が。

磯八

まだあったんや磯八。
ちもやんが高校生の頃に一時期バイトしていたことがあるお店。
未成年なのに22時以降も働けたちう日本がまだ大らかだった時代。
欣子お姉ちゃん元気にしているかな~。

場所柄もあって芸能人や有名人の応対をしたことも。
ハッキリとよく覚えているのは柔道の田村亮子谷亮子)選手かな。
自分が注文を受けたり、運んで行ったりしたからよく覚えている。

あと、この磯八の系列店にカウンター席だけの串焼きのお店があって、そっちに友人のサトコちゃんが働いていてね。
そのサトコちゃんというのは名前じゃなくてあだ名で実は男というね。
今思い返いしてみると変なあだ名やったわ。

ある日、そのサトコちゃんの働いている方のお店にあの横山やすしがやってきてね。
サトコちゃんが「横山やすしが来てるで」「チップもらった」と磯八に自慢しにきて。
ちもやんもシレッとそっちの店舗へ手伝いに行ってやっさんからチップもらったよ。

そうしたらね、翌日になって驚いたのなんの。
横山やすしが酔っぱらって喧嘩したのか、暴漢に襲われたのか、詳細は不明ながら深夜にボコボコにされる重傷を負って入院するという事件が発生していたのであります。
ワイドショーのニュースにもなって。

当然、警察もお店に聞き込みにやってきてね。
誰々と一緒だったか、どのくらいお酒を呑んで酔っ払っていたか、店でトラブルはなかったか、このあと何処か行くとか言ってなかったか、というようなこと。

ちもやんは、刑事さんの話を聞いていて、このまま横山やすしが死んでもうたら、なんかちょっと前の尾崎豊みたいやなと不謹慎にも思ったものです。

結局、横山やすしのこの事件は本人が泥酔していたこともあってか、それとも言いたくなかったのか、暴行犯(喧嘩相手)は不明なままみたい。

この横山やすしのエピソードは、西日本短大付属の森尾投手というすごいピッチャーが甲子園で一人で投げ抜いて優勝するのを、磯八のテレビで観戦していた記憶と重なっているから、たぶん、1992年の夏の出来事やな。

さらに思い出したことがある。
この磯八の斜め前にあるらーめん熊五郎のお話。
しかも、まだ現役で磯八の斜め前に健在でありました。

磯八もらーめん熊五郎もえらい老舗やな!

らーめん熊五郎

らーめん熊五郎

記憶よりかなり綺麗なのでどっかの段階で改装されたのでしょう。
それにしても競争の激しいラーメン業界でまだ現役で残っているとはすごいな。

らーめん熊五郎

当時のらーめん熊五郎の話に戻るとやね、駅構内で宝くじやスクラッチカードを販売しているお店があるやん?

磯八でもそうやったけど、このあたりの飲食店で働いている人は、ちょっとした休憩や喫煙のときに少し離れたところへ行くんよね。
そんときに缶コーヒーを買ったり、それこそタバコを買ったり。
そのついでにスクラッチカードを買う人が多かったんよね。
労働者のささやかな楽しみ的なものやね。

そしたらね、熊五郎のマスターがそのスクラッチカードで200万的中!
うれしかったのか、驚いたのか、興奮したのか、自分ですぐ言っちゃったの。
すぐに新大阪駅構内で200万円的中した男として有名になっちゃって。
磯八のみんなも「アイツ、アホやな~、黙ってりゃいいものを」と笑ってたわ。

せっかくなので、そのらーめん熊五郎へいざ入店。

らーめん熊五郎のランチメニュー

半ちゃんらーめん。
ひらがならーめんが萌愛。

ちょっと大げさ目に厨房を覗き込んでみた。
さすがに当時のマスターじゃないね。

そういえばこのマスターには喫煙所でタバコを吸っているのを注意されたな。
「おまえまだ高校生やろ~、アカンど!」って笑いながら。
缶コーヒーも何回かおごってもらったな。

らーめん熊五郎

いただきます。

とんこつ醤油らしい。
熊本ラーメンなのかな。
馬油のポチポチが浮いている。

らーめん熊五郎の半ちゃんらーめん(税込780円)※2022年1月現在

あれ?
食べてみて、懐かしさが込み上げてくるとかがまったくなくて、逆に驚く。

そういえば当時の味の記憶もないわ。
チャーハンも同じく。
よく考えてみたら、磯八で賄いご飯があったし、わざわざらーめん熊五郎で食べる機会がなかったかもしれん。

さらにもしかしたら、らーめん熊五郎の実食は初めてだったりするかも。
いや、さすがにそれはないか。

でも、正直、まったく味は覚えてなかったや。
らーめん熊五郎

ご馳走様でした。

さて、帰るべ。
おっ、九州新幹線

九州新幹線