陳麻婆豆腐の花椒でビリビリされたい

丸美屋の麻婆豆腐から陳麻婆豆腐花椒

その昔、一人暮らしの学生時代、丸美屋の麻婆豆腐が簡単で安くて腹一杯になるということで重宝しておりました。
豆腐を買ってくればすぐに調理できて、ご飯にかければあっという間に麻婆丼の完成。
しかも、1箱で2回分あるんよね。

社会人になって、ある時、本格的な麻婆豆腐に出会ったのである。
唐辛子のたくさん入った単なる激辛の麻婆豆腐ではなく、甜麺醤ベースの黒っぽい麻婆豆腐で、舌や唇がビリビルする中国山椒の花椒がたっぷり入ったやつです。
本場の本物の衝撃で一瞬で虜ですわ。

そこからは自炊の麻婆豆腐が丸美屋からこっちの陳麻婆豆腐へ。
成城石井とかカルディとかに売っているやつ。 

そのうち四川省成都陳麻婆豆腐にも行くことになるわけです。
麻婆豆腐の発祥のお店。
それが陳麻婆豆腐です。

でも、そう何度も四川省成都へ行くこともできません。
そんなときに陳麻婆豆腐の日本支店は頼りになります。

陳麻婆豆腐

久しぶりに花椒のビリビリを求めて陳麻婆豆腐のランチへ。

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陳麻婆豆腐のランチ

メインは酸菜魚(スワン・ツァイ・ユィ)という唐辛子と花椒ビリビリのスープ。
具は、けっこうな量の白身魚と高菜漬と少しだけエノキが入っています。

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酸菜魚(スワン・ツァイ・ユィ)

酸辣湯とちがって、酢の酸味ではなくて、高菜漬の漬物的な複雑で奥行きのある酸味と辛みと痺れのスープです。
白身魚はなんの魚だろう?まさかの川魚かな?
片栗粉がまぶされて表面にほんのりとろみがあり、スープの特製もあって、白身の甘みをすごく感じます。
これは萌愛うまい!

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本場四川省の担々麺

ハーフサイズなのかな?
汁なし担々麺。
給仕の中国人のおばちゃんが「これ無料ネ!サービス!」と片言の日本語で置いていきました。
ルールがよくわかりませんが、何かのキャンペーン中だったのでしょうか?
辣油が底にたっぷり溜まっているので混ぜ混ぜして食べます。
挽肉に砕いたナッツが本格的で成都で食べた汁なし担々麺を思い出させます。

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陳麻婆豆腐


ハーフサイズ?
いや、ミニサイズかな?

この陳麻婆豆腐はご飯がまた合うのだよ。
そして、ご飯はおかわり自由とのこと。
でも、汁なし担々麺があったし、今回はご飯のおかわりは遠慮しました。 

陳麻婆豆腐と出会った頃はめちゃくちゃ辛く感じたものだけど、今では余裕。
辛さの耐性は経験によるものが大きいと思う。
勿論、遺伝や体質の要素もあるとは思うけどね。
それでも辛味や味覚は経験による影響が大きいと思う人生の後半戦が始まったちもやんであります。

付け合わせの搾菜がまた旨いんだ。
思わずビールが呑みたくなるのを我慢しつつ。

麻婆豆腐に卓上のミルで花椒を追加しながら完食。
お腹いっぱいですが、デザートの杏仁豆腐で萌愛な四川ランチをフィニッシュ。

次回はビールと一緒に楽しみたいですな!
ご馳走様でした。