日本の大航海時代に思いを馳せながら伊勢うどんとカレーうどんの合体を想像してみよう!

時をかける黒カレー伊勢うどん

伊勢うどん

三重県伊勢神宮のあたりのローカルフードであり、ソウルフード

知る人ぞ知る「ゆでゆでのやわやわのうどん」をたまり醤油に絡めて食べる麺料理。
昔から伊勢神宮の参拝者向けのファストフード的なものだったみたい。

疲れた身体に優しくて濃い味付けを・・・というのは後付けで、本当はうどんを常に大釜茹でっぱなしにすることで次々と参拝客の注文をさばいていたのが実態ちゃうかな?
でも、これはこれで日本全国に似たようなのがないんよね~。

伊勢うどんベトナムホイアン名物のカオラウ

ベトナムホイアン名物といえば、ちょい甘辛タレの和え麺カオラウ。
このカオラウのルーツは伊勢うどんという説もあるとかないとか。

ホイアンは、江戸が鎖国する直前まで交易で移り住んだ日本人によって栄えていた日本人町であり、タイのアユタヤに日本人街を築いて活躍した山田長政なんかと同時代に繁栄した当時の交易都市です。

この頃は、日本の大航海時代ともいえるんじゃないですかね。
江戸幕府鎖国する直前まで東南アジアの交易都市を日本の朱印船が駆け巡って。

有名な山田長政のように有能な商社マンであり、傭兵部隊の頭領であり、交易商品を牛耳るマフィアの親分みたいな日本人がいっぱい活躍していました。

後の坂本龍馬にとっては正に夢のような時代だったと思われます。
で、そのような時期に交易商人によって伊勢うどんホイアンに持ち込まれたという説が有力らしい。

実際のカオラウはどうなん?

「このカオラウという麺料理は伊勢うどんがルーツやねんで!」
とドヤ顔でいわれると、
「うん、まあ、わからんでもないけど・・・」というレベルかな。
両方を食べたことがある人にっては、正直、言ったもん勝ち感は拭えませんな。

さて、このカオラウ。
麺に独特のコシというか妙な質感があって、ゆでゆでのやわやわの伊勢うどんのそれとはぜんぜん違うというか、うん、まったく違うね。

というか、カオラウはベトナムの麺料理でも珍しくコシのある麺であって、むしろ、カオラウ以外のベトナムの麺料理でコシのあるやつには出会ったことがない。

というのも、ホイアン地区の井戸水や地下水にはミョウバンのような成分が含まれてるらしく、それで独特なしなやかで妙なコシになってしまうということで、むしろ、ベトナムの麺料理の中でもカオラウの方が異質なのである。

そんなカオラウがゆでゆでのやわやわの伊勢うどんのルーツ?
だいたいカオラウは米粉でうどんは小麦というそもそもの違いもあるしね。
あと、カオラウはあと乗せのハーブも含めて本当に具沢山ですが、伊勢うどんに具の印象はなくてネギもあったかなかったか。
黒いたまり醤油オンリーも珍しくないくらい具の印象はないですわ。

それでも伊勢神宮に近い名古屋市周辺において、特産品である名古屋コーチンの原種が、同時代のベトナム由来という説とカオラウが伊勢うどんのルーツ説とをセットで考えると、それはそれでなんだか夢があるのかもしれんね。

時を超えて伊勢うどんカレーうどんがやっと出会う

話を伊勢うどんに戻しまして。

この伊勢うどんは、独特のフワポヨのうどんの食感と甘辛和え麺的な類似品が思い浮かばないうどんということもあって、最初は違和感があるのだけど、何度か食べるうちにたまーに食べたくなるというハマリ系なんですわ。

そうして人生で何度か伊勢うどんを食する体験を積み重ねているうちに人はふと思うようになるんやね。
「このゆでゆでのやわやわのフワポヨうどんでカレーうどんを食べてみたいな」と。
心の片隅で焦燥感もなく、なんとなく。

ありました!
伊勢うどん黒カレーバージョン!

 

けっこう辛口というかスパイシー系のカレーうどん
ゆでゆでのやわやわのフワポヨうどんに染みて絡まって萌愛すぎる。
ホンマにいい感じの辛さなんよ。

伊勢うどんに普通のカレールーをかけることを想像すると、伊勢うどんの見た目の質感と色的にアレやけど、この黒カレーは正解やな。

クオリティと送料を考えると安すぎる~。
調理も簡単だし、週末の昼食で大活躍しとります。
もう定期的な補充で常備品ですわ。

 

はい、もう一度。
ゆでゆでのやわやわのフワポヨうどんに染みて絡まって萌愛すぎる。