名古屋の高井田系ラーメン

濃厚中華そば 佐とう

名古屋市中区の丸の内にある行列の絶えないラーメン店。
メニュー表の筆頭である右端の特盛チャーシュー中華そばを注文。
ランチタイムは無料サービスの小ライスもお願いします。

このランチタイムの小ライスはなくなり次第終了みたいで、前回はちもやんの小ライスがラストになってました。

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佐とう-特盛チャーシュー中華そば(税込1,010円)※2021年4月現在

2018年の秋頃にオープン。
それから数回訪問していますが、注文はいつも特盛チャーシュー中華そば。
それにしても行列がどんどん伸びていますね。
繁盛してはるようです。

初訪問の時は、その黒いスープの特徴から、京都の新福菜館が頭をよぎったよ。
でも、ザク切りのネギやらチャーシューの佇まいから、大阪の高井田系だなと。

大阪の布施のあたりに幾つかのお店があるけど、いずれも似たようなスタイルやねん。鶏ガラベースの真っ黒な醤油ダレと昆布出汁たっぷりのラーメンで、ザク切りのネギとカスカス系のチャーシューがペシッと乗ってて、メンマは店によってあったような、なかったような。

麺は、沖縄そばの麺に太さや形状が似ていて、その丸くて太い麺が固めに茹でられている為なのか、麺のコシというか歯応えがけっこうあってね。

ちもやんが高井田系のラーメンをちょくちょく食べていたのは2005年頃。
どこの高井田系のラーメン店も並だったら400円や450円とかそんなんやった記憶です。

スープの油分も少ないし、昆布が効いてるし、ラーメンというか中華そば。

近鉄布施駅のビブレだかサティだかマイカルがあった側のアーケード商店街をずっと進んでいくと、この高井田系といわれる「中華そば住吉」と「光洋軒」がありました。

途中に餃子の王将や定食屋とかもあるんだけど、ラーメン気分の時は商店街をずっと歩いて行ってたな。

一番食べた高井田系は「麺屋7.5Hz」(めんや7.5ヘルツ)というラーメン店かな。
大阪市内を中心に街道沿いにけっこう店舗展開していて、仕事の合間や帰りに立ち寄ることが多かったということもあって。
今もたまに大阪駅前第二ビルの店舗には行くかな。

なんしか、濃口醤油で黒いスープの富山ブラックとか大阪ブラックといわれるのとは一線を画するというか、高井田系のラーメンはそういうのとは違うのです。

濃厚中華そば佐とうの話に戻さなあかんね。

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濃厚中華そば佐とう-特盛チャーシュー中華そば

この「佐とう」のスープは油分をけっこう感じます。
かなりニンニクの香りもするね。
葱油ではないと思う。
かなりニンニキーなガーリックオイル系ちゃうかな?

塩味も強いですが、甘味も感じるスープです。
チャーシューも柔らかくてカスカスしてません。
喜多方ラーメンの坂内の焼豚に近いかな。
仮に同系のチャーシューとすると、坂内に一日の長ありといったところ。

高井田系のチャーシューとはちょっと違うかな。
でも、何よりも麺が大阪の高井田系とは決定的にちゃうな~。

例の沖縄そばみたいな極太麺ではなく、むしろ、細麺。
これはこれでツルツルのサクサクの歯応えでウマイ麺です。

こうやって一つずつ挙げていくと高井田系の特徴を外れているみたいやけどもやな。
これは富山ブラックとかの○○ブラック系よりはぜんぜん高井田系やないかな。
なんや全体的に高井田系を上手に洗練させたようなラーメンやね。
価格単価も押し上げるブラッシュアップというヤツやね。
こうやって後発組でも繁盛店にするラーメン店の技術はやっぱりすごいわ。

いつものことやけど、特盛チャーシュー中華そばと小ライスでお腹いっぱい。
ご馳走様でした。

せやけど、極太麺でモグモグと食べるチープで萌愛な高井田系の中華そばもいいよ。
油分が少ないからお腹がゆるくならないしね。