ミャンマー国軍による軍事クーデターの発生!

失望を禁じ得ないミャンマー国軍によるクーデター

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ミャンマーの国旗

何が起きたのか?

ミャンマー国軍により、現ミャンマー政府の主要な指導者であるアウン・サン・スー・チー国家顧問やウィンミン大統領らが本日未明に拘束され、軍事クーデターが発生したようです。

現在、国家非常事態宣言が発令されているとのことです。

ちもやんも突然の出来事に驚くよりも本当に失望を感じるニュースでした。
ミャンマーの明るい未来に期待していた国民や外資にとっても大きな失望でしょう。

インターネットや電話の遮断

午前は、ミャンマーヤンゴン市内)とインターネットや電話が一切つながらない状況となっていました。

午後になり、Facebook等の一部のアプリで音声通話ができましたが、数分でそれらのアプリも順番につながらなくなりました。

ヤンゴン市内の雰囲気

ヤンゴン市内の駐在との通話が一時的にできた段階での話では、街はいたって平静で今のところは大きな混乱は見られないとのことでした。

ただ、情報収集をしようにもスマホが使えない為、自身の身の安全を図りながらの情報のアップデートに苦戦しているようでした。

銀行のクローズ

午後の遅めにLINEがつながり、今日から銀行がクローズされており、しばらくは続くかもしれないとのことでした。

在日ミャンマー人も、家族を心配する気持ちはよくわかるけど、海外送金の着金トラブルも予想される為、しばらく海外送金は見合わせた方がよさそうです。

また、銀行が再開されても慌てて送金せず、円やドルで保有しておいた方がよいかもしれません。

 

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ヤンゴン市内

今後の見通しは?

隣国のタイも軍事政権による政変が定期的に発生しています。
しかし、今のミャンマーとは異なり、タイは今でも王国です。

赤シャツ組と黄シャツ組に分断された衝突などもありましたが、内戦にまでは至らず、立憲君主制の基でバランスをとりながらという印象です。

一方で、135以上ともいわれる少数民族が存在する多民族他宗教国家のミャンマーは常に局地的な内戦状態が続いている国家です。

心配なのはここです。

変な言い方になりますが、つまり、人を躊躇なく討つことに慣れている軍人や兵士が多いということです。

さらには国内の少数民族の集落のそこかしこで武器や弾薬がすぐに使用できる状態で入手が可能ということも容易に想像できます。

今から泥沼の内戦に発展してしまわないか本当に心配が尽きません。

 

いつも心に萌愛を。