ベトナムの技能実習生と税関とオカン

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ベトナム技能実習生に税関からの呼び出し

技能実習生と税関

出国直前に手荷物の指導やチェックを厳しく受けていることもあり、来日時に検疫や税関でトラブルになることは滅多にありません。
まずもって聞いたこともないです。

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この後に待ち受ける税関チェック

よくあるのは、日本へ行った息子や娘の為に母国から郵送されてくる郵便物の中身が検疫や税関に引っ掛かって呼び出されてしまうケースです。

これは本人も会社の方も郵送物の中身をよく知らないもんだから、税関から呼び出されると緊張してドキドキするみたいです。

「ちょっとオカン、いったい何を送ってきてん?」みたいな感じですね。 

技能実習生に税関から呼び出し

先日もあるベトナム技能実習生に税関から呼び出しがありました。
どうやら郵送物にシャネルやヴィトン等のブランドのコピー商品が含まれているというもの。

こういう場合、本人には郵送物の中身に実感がなく、悪いことをしたという自覚もない代わりに不安もいっぱいです。

「オカン、何を入れてくれてんねん?」の心境です。

実際、母国の両親が親心でいろんな食材を送ってくれた中にコピー商品が幾つか紛れ込んでいたというケースはたまにあります。

だいたいTシャツやベルトとか靴やサンダルとかの衣類関係であったり、リュックやカバンといったものに偽のブランドロゴがプリントされているという感じです。
いわゆるバッタもんとかパチもんやね。

「オカンが勝手に送ってきたもんやで知らんがな!」という感じです。

税関職員も悪意の度合いはわかるでしょうから、本人の目の前でそれらを確認し、廃棄処分の没収となって終わりです。
そんなに大事になることはありません。

ただ、今回は送られてきた食材の中にタマリンドの粉が入っていたのでそれらも同じく没収されてしまいました。
あと、牛や豚とかの肉類の干物が入っていることもよくあり、そういうのも廃棄処分の没収対象です。

このあたりの感覚は、田舎の両親が都会で生活をするようになった息子や娘の為に郷土の食材や衣類を送ってあげる感覚と何も変わらないのだと想像できます。

つい乾燥させた植物や肉類の干物であったり、パチもんの衣類なんかを入れて送ってしまい、内容物のチェックで検疫や税関で引っ掛かって息子や娘が呼び出されてしまうというわけです。

これは若い技能実習生にとって、体裁の悪いけっこう恥ずかしい強制イベントだったりします。

税関でちょっと面倒なケース

たまにあるのがそういう郵送物に大量のタバコが入っていた時です。
持ち込み制限をはるかに上回る大量のタバコが入っていると、転売等を疑われてしまうので、ちょっと面倒になってきます。

日本でタバコを買うと高いからね。
その換金性の高さから職場の同僚に1箱や1カートンで幾らとかありえる話です。
最近はフェイスブック等でのネット販売もあったり。
そうなってくると、廃棄処分の没収にせよ、税関職員の追及もちょっと厳しいです。

勿論、関税を支払えば全部持ち帰ることができますが、その高額な関税によりまずもって廃棄処分の一択となります。

でも、最近は、喫煙するベトナム技能実習生もだいぶ減ってきたので、このケースは少なくなってきました。

 

税関からの呼び出し。
この突発的なイベントは、親心のありがたさを感じると共に恥ずかしさでいっぱいの萌愛な技能実習生なのでした。