ベトナムの技能実習生よ!ガソリンは、灯油とは違うのだよ、灯油とは!

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京アニ放火事件とベトナム技能実習生のBBQからガソリンの恐ろしさを改めて知る

ベトナム技能実習生がBBQで火傷

週末の余暇を楽しもうとあるベトナム技能実習生が仲間たちとBBQの準備をしておりました。

ご存じの通り、BBQには最初にちょっとした火起こしという作業があります。
いきなり炭に火を付けるのは難しく、新聞紙を丸めたものなんかだと、なかなか炭に火がつかなかったりするので、それ用の着火剤とかも販売されています。

事件は、BBQの序盤に発生します。
この火起こしの段階で、炭火に勢いがつかなかったことから、ベトナム技能実習生はまさかの行動にでます。
なんと、容器に入れていたガソリンをぶっかけてしまったのです。

阿鼻叫喚!

瞬間的かつ盛大に彼は炎に包まれました。
炎に驚いて反射的に持っていたガソリンの容器をぶんぶん振り回すもんだから炎が追いかけてきます。
そのガソリンが腕やら衣服にかかるものだから容赦なく燃え移ります。

どんどん炎に包まれつつあるところを仲間たちによりなんとか消し止められました。
たぶん、本人は走馬灯が頭をよぎっていたことでしょう。

パニックになった彼らから緊急連絡があり、会社の方が慌てて病院へ連れて行ってくれました。

見るからに顔の火傷の痕が痛々しい。
もうね、髪の毛も焼けてチリチリですわ。
おそらく眉毛やまつ毛も燃えてしまっていたかと。

でも、それよりも炎に驚いて持っていたガソリンがかかった左腕の方がより重症で、経過によっては手術が必要になるかもしれないとの診断を受けました。

化膿しないよう火傷部分を覆うピンク色の保護テープを一週間ずっと着けたつままにするよう医師から指導を受けて、とんだお騒がせの週末が終わりました。

一週間後。

幸いにも彼の顔の火傷はだいたい治っていました。
症状が酷かった左腕の火傷も全体的にカサブタになっており、化膿することなく、手術はしなくてよさそうでした。

あとは時間が経てば、火傷の痕はそれなりに残るかもしれないが、やがてカサブタも取れて少しずつ治っていくだろうとのことでした。

コロナ禍の中、彼ら技能実習生にとって、密を避けての屋外でのBBQという息抜きの娯楽だったのでしょうけど、まさかのガソリンで自分自身がBBQになるところでした。(いや、左腕と顔はBBQしてしまったか・・・)

ベトナム人とガソリン

ご存じの通り、ベトナムは世界有数のバイク社会です。
ですから、路上で普通にペットボトルに入ったガソリンが給油用に売られています。
面店で購入し、自分でバイクに給油するのです。

そういう意味ではベトナム人はそういった容器に入ったガソリンを手に持つことに慣れているわけなんだけれども。

まったくもってこの習慣がいかん。
まことにいかん。
今回のようなBBQにガソリンをぶっかけるなんて暴挙にもつながるわけですよ。

ガソリンは、灯油とは違うのだよ、灯油とは!

ガソリンと灯油では、その引火性と揮発性がぜんぜん違います。
例の京都アニメーション放火殺人事件がそのことを証明しています。
このとき犯行に使用されたのはガソリンです。
まさにガソリンだったことで瞬時にあれだけの大惨事となってしまいました。

ガソリンと灯油は、成分の違いなど色々な物があるのですが、大きな違いは引火点であり、この引火点というのは「この温度でも火を近づければ燃える」という数値。

ガソリンの引火点はその揮発性もあって、-40℃と非常に低いです。
灯油の引火点は、40~60℃とされています。

ガソリンはその引火性ゆえ、エンジンの動力に使用されるのです。
一方の灯油は常温でも引火しにくく、取り扱いも簡単なのでポリタンクで持ち運びや保管ができることから、家庭用の燃料として使用されています。

ポリタンクから「しょうゆちゅるちゅる」(石油ポンプ)を使ってストーブのタンクに給油したことがあると思いますが、あれが灯油です。

 

お騒がせ萌愛な技能実習生もこの「しょうゆちゅるちゅる」でガソリンを容器に移し替えて持参したことで自分をBBQしてしまうところでした。