【杭州飯店】燕三条背脂系ラーメンの元祖とされる中華そば

杭州飯店(西燕)中華そば

いつか食べてみたいと思っていた杭州飯店の中華そば。
燕三条背脂系ラーメンの元祖とされています。

燕三条といえば、工業品の刃物や調理器具なんかで有名な街。
スプーンやフォークなんかも。

かつて、そんな金属加工業を手掛ける工場が沢山あって、そういった工場への出前が燕三条背脂系ラーメンの始まりだそう。
汗をかく工場労働者の為に塩味があって、冷めたりのびたりしにくいよう極太麺かつスープを大量の背脂で覆うスタイルになっていったようです。

今回、ちょうど燕三条市へ行く機会があったので、少し足を伸ばして杭州飯店へ。

ランチタイムを過ぎていたこともあり、並ばずに入店できました。
座敷とテーブル席がありますが、この時間帯だと座敷の方は誰もいなくて、お客さんはテーブル席の方だけでした。
先客に地元の女子高生グループとか家族連れがいらっしゃいました。

中華そば(大盛)を注文します。
背脂の量を抜き・少なめ・普通・大脂と調整できるとのこと。
初めてだし、アブラ増しはせず、ここは普通にしときます。

セルフサービスのお冷やを汲んで店内を見渡しているとやってきました。

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杭州飯店-中華そば(大盛)

モヤシやニンニクが乗っていたら二郎系のラーメンみたいですが、こちらの方が歴史があるものと思われます。

いただきます。

キリッと塩味の立った醤油にたっぷりの背脂の甘味。
スープはあっさりとんこつベースにかなり煮干しが効いています。

ネギの代わりにタマネギ。
煮染めたようなメンマ。
チャーシューはカスカスなタイプ。

ぶっとい麺は、その見た目と違って柔らかいです。
いや、モチモチしているし、かなり柔らかいんじゃないかな。
二郎系の極太麺のようなゴワゴワ感はありません。
それでいて噛み応えやモグモグ感を堪能できる麺

これは名店といわれるだけのラーメンやなあ。
さすがレジェンドという感じの一杯。
オリジナリティがあって、ほかでは食べられない味やね。

ちょっと足を伸ばして食べに行く価値はありますね。
ご馳走様でした。

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杭州飯店-中華そば(大盛)

また食べたいけど、さすがに遠い~。
やはり「塩味・脂・糖質」の三位一体は中毒性があるよね~。